RIOT Vのコンサートに行ってきました
最も愛すべきバンドRIOT Vのコンサートに行ってきました。
3月に川崎でコンサートがありましたが、クラブチッタの30周年、彼らのアルバム「THUNDERSTEEL」の30周年にちなんだ記念公演でした。
そしてわずか6か月しか経っていない今回のコンサートも記念公演。
というか、ラウドネスの「METAL WEEKEND」に召喚されるかたちでの再来日。
実はラウドネスが3日間にわたってバンドと親交のあるゲストを呼んでのコンサート。
ドイツのフェスで共演し仲良くなったRIOT(V)とのダブルヘッドライナーコンサートが23日あったのです。
RIOT(V)にとっては、PRIMAL FEARとのヨーロッパツアーを控えたタイミング。
ラウドネスに呼ばれたことと、彼らのツアーのウォーミングアップという意味を込めて、昔から厚いサポートをしている日本のファンの前で演奏することは、リラックスしながらブラッシュアップ出来るのだから、願ってもないチャンスだったのかもしれない。(移動は大変だけど)
さて、会場はお台場。
3連休中日の街が浮かれている感満載の場所にメタルTシャツを着た人々が集まっていて、ちょっと異様。
当然ラウドネスとRIOTのファン両方が居るのだが、RIOTファンはRIOTのTシャツを着ている人が多かったような気がする(当社比)。
さて、都会に慣れていない103、会場近くについてもどこがエントランスなのかよく分からず総合案内所のお姉ちゃんに聴くと、優しく教えてくれました。THX!
開演20分前のぎりぎりに到着したので、マーチャンダイジンググッズが入手できるか不安だったのですが、なんとかゲットできました。
いつになくワイルドなデザインのTシャツ。
キャラが筋肉質になっているのは現在のヴォーカリスト、Todd Michael Hall の体形を模したのでしょうか。
会場であるZEPP DIVERCITY お台場は初めて来ましたが、スタンディングのアリーナ席の後ろに椅子席。さらに2階にも椅子席があり、オールスタンディング会場に慣れている身にとってはなんとなく後ろから覗かれているよう。
ステージバックにはRIOT Vの最新イラストであるメンバー全員の姿。
ダブルヘッドライナーとはいえ召喚された身ですから、トリはラウドネスだと踏んでいました。
開演時間と共にRIOT Vのショウがスタートしました。
【ショウの概要とポイント】
1.3月のクラブチッタでは2部構成であり、(そういえば当時のライブDVDが10月に出るって言ってたな~)新譜「ARMOR OF LIGHT」からの演奏は少なかったのですが、今回は一応ARMOR OF LIGHTツアーと銘打っているだけに、演奏曲数は増えました。
2.ところが30年以上のキャリアを持つバンドだけに、選曲も苦慮したに違いありません。加えて今夜はダブルヘッドライナーとはいえおよそ90分のショウ。新譜からの演奏は思ったよりも少なかったというのが印象です。
3.その中でも「Angel's Thunder, Devil's Reign」は好きな曲で、ドンのベースで始まり印象的なサビメロへ突入。当然ソコはオーディエンス全員で大合唱です。ライブでの定番曲が増えてしまいましたね~♪
4.演奏中の表情。
メンバーがね~。楽しそうなんですよ♪
これ、たぶん欧州ツアー前のリラックスした雰囲気もあると思うんですが、やっぱり日本のファンに対する彼らの特別な思い入れの証じゃないですかね。
メンバーがね~。楽しそうなんですよ♪
これ、たぶん欧州ツアー前のリラックスした雰囲気もあると思うんですが、やっぱり日本のファンに対する彼らの特別な思い入れの証じゃないですかね。
5.コーラス。
前回のライブでも感じたのですが、最近マイク・フリンツのコーラス率が高くないですか?
ツインギターでニックがかなりカバーしてくれるとは言え、やはり現在のRIOT(V)ではメインギタリストのマイク。
(ギター演奏で)忙しいはずなのにコーラスでマイクロフォンの前に立つことしばしば。
トッドの声に対して低めのマイクの声質はコントラストが効いて良い感じなのですが。
前回のライブでも感じたのですが、最近マイク・フリンツのコーラス率が高くないですか?
ツインギターでニックがかなりカバーしてくれるとは言え、やはり現在のRIOT(V)ではメインギタリストのマイク。
(ギター演奏で)忙しいはずなのにコーラスでマイクロフォンの前に立つことしばしば。
トッドの声に対して低めのマイクの声質はコントラストが効いて良い感じなのですが。
忙しくない??
という余計なお世話的な心配。
ただこれにはひとつ理由があって、およそ30年間(日本での)RIOTのライブは毎回聴いているが、最もコーラスワークが良いな~と感じたのはマイク・ディメオ在籍時の「Inishmore」発表後のライブ。
この時、コーラスに女性シンガーが帯同していたのです。
'98の1月だったかな?
マイク(ディメオ)の野太い声と女声のハーモニーが素晴らしく、また当時の新譜のメロディアスな旋律が増幅されてなおさら気持ちよくなったものです。
だ・か・ら。
今のRIOTでもサポートコーラスを入れてマイク(フリンツ)はギターに専念すればいいのにな~と思う今日この頃。
あ、ちなみにInishmoreアルバムに収録されている「Angel Eyes」、この日も演奏しましたが、めちゃくちゃ良い曲というのを改めて認識。
低音ボイスのマイク(ディメオ)の歌をちゃんと再現している(高音シャウトだけでない)トッドに脱帽。
6.メンバー全員による口パク(笑)
『女声コーラスがあるといいな~』なんて言っていたにもかかわらず、今回のライブで面白かったのは「コーラス用マイクがないのに歌ってる」、または「コーラス用マイクがあるのにマイクから離れたところでも歌ってる(笑)」メンバーが多いこと。
つまり自身のバンドの曲が好きで、コーラスパートでも何でもないのに思わず口ずさんじゃう、というパターン。
特に若くて元気いっぱいのニックは表情は楽しそうだし、サビ以外でも歌いながら弾いてるし、「アンタ、ヴォーカルも出来るんちゃうの」と言いたくなるほど。
そんなところも最近のRIOTの良いところかな。
7.さて、ショウも終盤に差し掛かり、アノ曲のイントロが聞こえだすと103は個人的に199%ボルテージアップ。名作THUNDERSTEELアルバムの中で唯一(だと思う)プロモーションビデオを製作した名曲「Bloodstreets」です。
ファストチューンの多いアルバムの中でひときわ異彩を放ちつつもエモーショナルな曲構成と情感あふれる旋律で、RIOT史上最高傑作かつ泣かせるナンバーです。
そして追い打ちをかけるようにUNLEASH THE FIREからのこれまた泣かせる曲、「Take me Back」で、103はノックダウンです。人間的にもバンド的にも長いキャリアを持つ彼らだからこそ書ける曲だし、演奏にも説得力があるのかも。
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本公演のシメはドンおじさんが大好きなテキーラを冠した曲 Swords and Tequila で終演・・・になるはずもなく、鳴りやまない拍手にメンバー再入場。
さらにおじさんの涙腺を刺激する「Land of the Rising Sun」。
あ~、まだアレを演奏してないよね。
と、突然ラウドネスからボーカルとベースが加わってのWarrior大合唱。
で、ホントのシメは誰にも文句は言わせない名曲THUNDERSTEEL。
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ご存じのようにこの日はダブルヘッドライナーショーですが、ラウドネスにはほとんど興味がなく、また、前日の2時間ハードウォーキングのおかげで足腰が弱っていた103、RIOT終演後にはおいとま致しました。
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