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2018年9月10日 (月)

私の人生と共にあった5枚のアルバム~夜のプレイリスト 第3夜『LUPIN THE THIRD』

某国営FMラジオで放送されている『夜のプレイリスト』というプログラム
人生の節目に聞いていた思い出のアルバム、人生に決定的な影響を与えたアルバム、
毎夜1枚ずつのアルバムを紹介し、人生とのさまざまな関係を、一人のパーソナリティーが毎週5日間通してお届けします。
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こんなナレーションとともに始まり、その人にとっての大切なアルバムを1枚ずつ紹介していくプログラム。
『あ~、この人音楽に対してすごく早熟なんだな(若いころにこんなシブイ音楽聞いてたのか!)』とか、『このアルバムにはこんな裏話があったのか』とか、聞いたことのあるアルバムは再発見があったり、知らないアルバムでもそれなりに楽しめることが多いです。
あるときふと考えました。
「自分が5枚のイチオシアルバムを選ぶとしたら何かな?」
参りました。
人生の中で大切なアルバム。
ヘビメタだけでも100枚はくだらないのに(笑)。
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そこで選択条件をあげてみました。
① 今でも脳内再生される楽曲が収録されているもの
② そのアルバムを聴いてライブに足を運んだもの(可能なものに限る)
③ 大部分の歌詞を今でも覚えていること(それくらいハマったってこと)
他人には全く興味のないことでしょうが、備忘録の意味を込めてブログに記録しておきます。
さて、第3夜です。
『ルパン三世 オリジナルサウンドトラック』
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【大野雄二 YOU & EXPLOSION BAND】
出ました。アニメです(笑)。
しかし、全国民的アニメですし、作品のみならずメインテーマでさえ超有名曲ですから知らない人はいないのではないでしょうか。
さて、ルパン三世に関しては変なこだわりがある103です。
もともと最初に出会ったルパンは「旧ルパン/テレビ第1シリーズ」などと呼ばれる作品。
そう、石川五右衛門の声優は大塚周夫、峰不二子は二階堂有希子の時代で、音楽だって現ルパンを手掛けている大野雄二ではなく山下毅雄が担当していました。
ストーリー、音楽ともめちゃくちゃ大人な雰囲気だったファーストルパンに比べてセカンドルパンは若干全年齢対象という印象。大野雄二はあるインタビューで「子供っぽい音楽にしたくなかった」と言っています。彼の音楽のベースがジャズやフュージョンに由来することを考えると確かに大人向けですが、しかし、彼の作る曲はとにかくキャッチーです。
それが今日でも様々にアレンジを変えてメインテーマが愛される所以なのでしょうね。
さて、セカンドルパンが放映中にオリジナルサウンドトラックという名目で3作品が発売されています。
今日紹介するのが1作目。つまりセカンドルパンの放映開始とともに発表された作品。
ちなみに、映画「ルパンVS複製人間」公開時に発表されたのが第2作。103的にはこの時のメインテーマアレンジが一番好きです。
さらに映画「カリオストロの城」公開時に発表された第3作。ジャズ風な味付けが特徴的な作品でした。
**********************************
ルパンに関するアルバムはほとんどが大野雄二の手によるものですが(カバーやコンピレーションなど様々なバージョンがあるため、いちいち分析する気も起きない)、第1作にクレジットされている演奏者は「YOU & EXPLOSION BAND」。
もともと大野雄二が所属していた日本テレビ音楽という事務所で「名前」が必要とのことで便宜上付けたらしく、恒久メンバーはいないらしい。
しかし、第1作のLP裏面にはメンバー名の記載があり、今回の連続エントリーの第1夜で紹介したSHOGUNのミッチー長岡(Bs)がクレジットされています。
【収録曲情報】
1.ルパン三世のテーマ(THEME FROM  LUPIN Ⅲ)
日本国内のアニメ音楽で最も有名でかつ広い世代の人に愛されている曲のオリジナル。
スキャット(?)の「LUPIN THE THIRD !」の歌詞が「ルパンがさ~」って言ってるとか、子供のころ言いませんでした?
例えばミッション・インポッシブルのメインテーマもそうですが、作品や音楽が変わっていってもメインテーマのメロディーラインは変わらない。
それだけルパンのテーマは普遍的なメロディーになっているということですね。
もしかして103は、この曲で初めてサックスという楽器を知ったのかな~
2.愛のシルエット(SILHOETTE)
「時には味方、時には敵、恋人だったこともあったかな」の、峰不二子のテーマ。
先ほども書いたが、当時『アニメは子供が見るもの』というイメージがあった時代にこの甘く切ないメロディーはなんだ?
楽器構成もジャズ風にラッパが入ったバンドテイストかと思えば、ストリングスまで入っている豪華なラインナップですな。
ちょめ。


3.抱いて、ルパン(I MISS YOU BABE,YES,I DO)
子供には刺激的な曲名ですね。
さて、基本的にサウンドトラックアルバムの場合、作品中のBGMに使用されることも想定してインストゥルメンタルが多いですが、アルバム中に大抵2曲くらい歌詞入りの曲も収録されています。本作ではこの曲が1曲目。
歌っているのはサンドラ A. ホーンというアメリカ人と日本人のハーフ。
日本語も流暢だけど日本人っぽくないしゃべり方がいいんですね。
そういえばこの人、スネークマンショーでも歌ってましたね。


4.殺し屋に紅薔薇を(RED ROSES FOR THE KILLER)
次元をテーマにした曲。
主要人物をテーマにした曲が収録されており、特に次元大介についてはサウンドトラック第2作にトルネイドという有名曲がありますが、音楽のテイストとしては本曲のほうが大人向け。
あ、本アルバムは声優陣が曲間にショートドラマを披露しています。
こういう演出は当時も珍しかっただろうし、今でもお目にかかることは少ないのではないでしょうか。
この曲に関しては音源見当たらず。
5.月影におやすみ(GOODNIGHT MOON-SHADOW)
恣意的に省略♪
6.デンジャラス・ゾーン(DANGEROUS ZONE)
ルパン一味の『危険遭遇』時のBGMね。
イントロに使用されている「与作」楽器が非常に効果的。
あと、シンセの「ミサイル発射音的」なSE。
それでいてベースは細かい16分音符をスタッカートで刻むし、全編自由に吹きまくるテナーサックスはセンス抜群。
7.サンセットフライト(SUNSET FLIGHT)
省略
8.マグナム・ダンス~ロンリー・フォー・ザ・ロード(MAGNUM DANCE~LONELY FOR THE ROAD)
まさしく大人向けジャズ(あ、103はフリージャズは好きじゃないので、このテのフレキシブルさで十分満足)。
ここまでのアルバムで主旋律はサックス系のラッパが多かったのですが、ここへ来てフルート大活躍です。
おや?そういえばサックスもフルートも木管楽器だっけ??
作曲者のなにか意識的なものを感じるのはワタシだけでしょうか・・・


そしてフェイドアウトでもなく、曲間が切れることもなく始まるロンリーフォーザロード。
こちらでもフルートが印象的なフレーズを奏で、時には弾きすぎない、時には小刻みなベースが効果的にストーリー性を表現しています。
9.ラヴィン・ユー(ラッキー)(LOVIN’ YOU (LUCKY))
で。
久しぶりにヴォーカル入りの曲。
歌唱はゴダイゴのトミー・シュナイダー。
この曲で初めて四葉のクローバーの呼称(英語の)を知ったんだんな。


10.愛のテーマ(LOVE THEME)
オリジナルの音源ではなく、作曲者大野雄二のピアノ演奏による愛のテーマ。
この曲は後に色んな人にカバーされ、いやそれだけではなく水木しげる歌唱バージョンもテレビアニメ用に(一般視聴者作詞により)発表されましたが、やっぱりインストが好きだなー。
大野雄二演奏の本曲はさらに円熟味を増して、アルバムバージョンとは異なる味を出しています。



と、まぁ、そんなわけでアニメ音楽集を紹介しましたが、何を隠そうルパンに前後して「ヤマト」や「ハーロック」、「999」や「ザブングル」など、当時聴きまくったアニメ曲は今でも大好きです。
ま、そんな中でもルパンを紹介したのは、やはり「今でも」現役アニメであること、加えて大野雄二とYOU&EXPLOSION BAND の後継バンドが現在もライブ活動を定期的に行っていることが大きな要因ではないでしょうか。
あ、ちなみに2017年の冬にはルパンを聴きに水戸まで行ってきましたよ。
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