私の人生と共にあった5枚のアルバム~夜のプレイリスト 第1夜 『SHOGUN』
人生の節目に聞いていた思い出のアルバム、人生に決定的な影響を与えたアルバム、
毎夜1枚ずつのアルバムを紹介し、人生とのさまざまな関係を、一人のパーソナリティーが毎週5日間通してお届けします。
後年芳野藤丸が明かしたところでは、『こんなカントリー調の曲は大っ嫌い』だったらしい。そう言われてみると、この曲を歌ってテレビ出演している彼の表情はイマイチ気分がのっていないようにも見える。
103は天邪鬼なので2曲目が好きだけどね。
映像は曲と無関係の、音楽重視動画です。
昔の(恐らく24時間テレビ)動画が落ちていましたので載せておきます。
憶測ですが、バックで激しいトランペットを吹いているのはスペクトラムのメンバーではないでしょうか?
この曲、103のSHOGUNベストチューンです。
3.Nina(Nobody can do it quite like you)
アルバム唯一のバラード曲。
なぜか楽曲名をローマ字で書くことが多い曲ですが、普通に漢字で書くほうがいいと思います。
唯一外部作詞者による作品(英詞はメンバーであるCasy Rankinが作詞)。
確か後年バラエティー番組でも起用されていましたね?
芳野藤丸が当初カントリーテイストのこの曲を嫌いだったように、103もあまり好きではない(ただし、カラオケでは歌う)。当時AORという言葉があったかどうか定かではないが、SHOGUNの他の楽曲と比べるとかなり異色の作品ですね。
残念ながらオリジナル楽曲の動画はありませんでしたが、2006年のアルバム「Keep on Playing」にバージョン違いが収録されていますのでそちらを。
新しいバージョンのほうが曲のけだるさをうまく表現してるかな。
6.Silently She Said
ミッチー長岡のチョッパー(今はスラップっていうのかな)から始まる渋い曲。
藤丸のカッティング、大谷和夫のピアノが曲の雰囲気を上げています。
SHOGUNの場合はそのような違和感がありません。芳野藤丸の歌い方がムリしていないのでしょうか。もしかするとラサール出身の彼だから英語は得意だったのかな?
松崎しげると伊東ゆかりが共演ですぜ。
どういう番組かよくわかりませんが、生演奏(ダンサー付き (笑))でこれだけのクオリティで放送されていたなんて今どきの口パク歌番組(またはカラオケ)から考えれば信じられないコストのかけ方ですね。
7.Feeling Glad All Over
ケーシー・ランキンのボーカルがめちゃかっこいいドライビンなナンバー。
子供心に「悪い大人の遊び」を垣間見た気がする曲調です。
スコーンと抜けるスネアドラムにパーカッションが利いていて、SHOGUNのアレンジ力の高さを感じられる曲です。
ちなみに "Extraordinary" という単語をこの曲で覚えました。
んで、後年自転車に乗るようになって、オーディナリーという自転車がこんなカタチ ↓ だというのを知りました。今考えると全然「フツー」じゃありませんね。
8.Saturday Cyclone
ケーシー・ランキン作曲によるナンバー。
電子ドラム? シンセドラム??
まだ目新しい楽器を使っているところが耳に残ります。
シングルカットされた男たちのメロディーのカップリング曲。あ、いや、昔はB面曲というのですね。
【SHOGUNのその後】
セカンドアルバム「Rotation」、サードアルバム「You're the One」を発表したのち、事件を起こして活動停止。ケーシーがSHOGUN名義で活動するが音楽の方向性が全然違っていたり・・・
2006年に突然活動再開し、渋谷でライブを行う。会場に観にいきましたし、この時の模様はDVD化もされました。
この時の模様はブログでも。
その後大谷和夫が死去するも、細々と音楽活動は続けています。
また、2013年にもライブを行い、場違いな大人の雰囲気の会場で新旧曲を堪能してきました。
今回5枚のアルバムに選んだ(後日紹介)別の作品に、ベースのミッチー長岡が参加していたのはSHOGUNを知ってからしばらくしてからのコトでした。
初めて聞いてから約40年。
ずっと好きなアルバムで、103の構成要素の一部といってもいいでしょう。
ヘビメタじゃないけど。
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