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2018年8月27日 (月)

私の人生と共にあった5枚のアルバム~夜のプレイリスト 第1夜 『SHOGUN』

某国営FMラジオで放送されている『夜のプレイリスト』というプログラム
人生の節目に聞いていた思い出のアルバム、人生に決定的な影響を与えたアルバム、
毎夜1枚ずつのアルバムを紹介し、人生とのさまざまな関係を、一人のパーソナリティーが毎週5日間通してお届けします。
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こんなナレーションとともに始まり、その人にとっての大切なアルバムを1枚ずつ紹介していくプログラム。
『あ~、この人音楽に対してすごく早熟なんだな(若いころにこんなシブイ音楽聞いてたのか!)』とか、『このアルバムにはこんな裏話があったのか』とか、聞いたことのあるアルバムは再発見があったり、知らないアルバムでもそれなりに楽しめることが多いです。
あるときふと考えました。
「自分が5枚のイチオシアルバムを選ぶとしたら何かな?」
参りました。
人生の中で大切なアルバム。
ヘビメタだけでも100枚はくだらないのに(笑)。
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そこで選択条件をあげてみました。
① 今でも脳内再生される楽曲が収録されているもの
② そのアルバムを聴いてライブに足を運んだもの(可能なものに限る)
③ 大部分の歌詞を今でも覚えていること(それくらいハマったってこと)
他人には全く興味のないことでしょうが、備忘録の意味を込めてブログに記録しておきます。
まずは1枚目。
『SHOGUN/SHOGUN』 CBS SONY:25AH 756
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【アーティスト情報】
芳野藤丸(Gt Vo)、大谷和夫(Key 他)を中心としてスタジオミュージシャンが集まったバンド。
デビューシングルの「男たちのメロディー」はNTV系ドラマ、「俺たちは天使だ!」の主題歌(今やドラマの主題歌という概念が薄れつつあるが・・・)。
後年芳野藤丸が明かしたところでは、『こんなカントリー調の曲は大っ嫌い』だったらしい。そう言われてみると、この曲を歌ってテレビ出演している彼の表情はイマイチ気分がのっていないようにも見える。
その後松田優作主演の「探偵物語」でも主題歌とエンディング曲を歌い、かつ音楽監督としても大谷和夫はクレジットされていたと記憶している。
当時、セカンドアルバム「Rotation」に収録されていた曲が劇中のBGMでかかると狂喜乱舞したものだった。
ファーストアルバム発売(1979年)当時、103少年(?)は13歳。¥2,500のLPをよくもまぁ買ったもんだ。でも、擦り切れるほど聴いたし、人生初のコンサートも中野サンプラザまで見に行ったな~。
あ、ちなみにファンクラブにも入会していたし、バンドスコアも持っています。
【収録曲情報】
1.Sunrise Highway
記念すべきファーストアルバムの1曲目。
歌詞の大意は「夜明けのハイウェイは故郷へ続いている。いつでも走れば故郷へ戻れる」というような意味だったかな?
蛇足ですが、当時入会していたファンクラブでのファン投票ベスト1はコレでした。
103は天邪鬼なので2曲目が好きだけどね。

映像は曲と無関係の、音楽重視動画です。

2.Castle Walls
曲はロックとファンクのテイストが合わさった感じ。
イントロのフェイドインするピアノから、めちゃくちゃドライブするベースの演奏に興奮した記憶があります。

昔の(恐らく24時間テレビ)動画が落ちていましたので載せておきます。
憶測ですが、バックで激しいトランペットを吹いているのはスペクトラムのメンバーではないでしょうか?
この曲、103のSHOGUNベストチューンです。

3.Nina(Nobody can do it quite like you)
アルバム唯一のバラード曲。

歌詞がシンプルで意味もすぐ分かるので感情移入しやすいですね。
動画は見つかりませんでした。
静かな曲なのに後半のフロアタムはまるで雷鳴。
激しくも切ない曲の内容と相まって楽曲を盛り上げています。
4.男達のメロディー(Otkotachji no Melody)
なぜか楽曲名をローマ字で書くことが多い曲ですが、普通に漢字で書くほうがいいと思います。
唯一外部作詞者による作品(英詞はメンバーであるCasy Rankinが作詞)。
ドラマだけでなく曲も大ヒットしたし、詞のインパクトとファルセットの歌い方が特徴的なので覚えている人も多いはず。
確か後年バラエティー番組でも起用されていましたね?

芳野藤丸が当初カントリーテイストのこの曲を嫌いだったように、103もあまり好きではない(ただし、カラオケでは歌う)。当時AORという言葉があったかどうか定かではないが、SHOGUNの他の楽曲と比べるとかなり異色の作品ですね。
夜のヒットスタジオに出演した時の映像がありましたが、バックコーラスやホーンセクションなど、当時の歌番組は金かけてますね。


5.You Turn Me On
レコードで言えばここからB面ね。
ギターのリフが印象的なイントロ。
前の曲から一転、純AOR的な曲です。
残念ながらオリジナル楽曲の動画はありませんでしたが、2006年のアルバム「Keep on Playing」にバージョン違いが収録されていますのでそちらを。
新しいバージョンのほうが曲のけだるさをうまく表現してるかな。

6.Silently She Said
ミッチー長岡のチョッパー(今はスラップっていうのかな)から始まる渋い曲。
藤丸のカッティング、大谷和夫のピアノが曲の雰囲気を上げています。

ところで、昔、子供ながらも日本人がムリして(?)英語の曲を歌うのは、オリジナルと比べて雰囲気が全然違うな~と思った記憶があります。
SHOGUNの場合はそのような違和感がありません。芳野藤丸の歌い方がムリしていないのでしょうか。もしかするとラサール出身の彼だから英語は得意だったのかな?
動画はオリジナルバージョンと生演奏バージョンの2種類。なんと後者はCastl Wallsからのメドレーで。
松崎しげると伊東ゆかりが共演ですぜ。
どういう番組かよくわかりませんが、生演奏(ダンサー付き (笑))でこれだけのクオリティで放送されていたなんて今どきの口パク歌番組(またはカラオケ)から考えれば信じられないコストのかけ方ですね。




7.Feeling Glad All Over
ケーシー・ランキンのボーカルがめちゃかっこいいドライビンなナンバー。
子供心に「悪い大人の遊び」を垣間見た気がする曲調です。
スコーンと抜けるスネアドラムにパーカッションが利いていて、SHOGUNのアレンジ力の高さを感じられる曲です。

ちなみに "Extraordinary" という単語をこの曲で覚えました。
んで、後年自転車に乗るようになって、オーディナリーという自転車がこんなカタチ ↓ だというのを知りました。今考えると全然「フツー」じゃありませんね。

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8.Saturday Cyclone
ケーシー・ランキン作曲によるナンバー。
電子ドラム? シンセドラム??
まだ目新しい楽器を使っているところが耳に残ります。
シングルカットされた男たちのメロディーのカップリング曲。あ、いや、昔はB面曲というのですね。

【SHOGUNのその後】
セカンドアルバム「Rotation」、サードアルバム「You're the One」を発表したのち、事件を起こして活動停止。ケーシーがSHOGUN名義で活動するが音楽の方向性が全然違っていたり・・・
2006年に突然活動再開し、渋谷でライブを行う。会場に観にいきましたし、この時の模様はDVD化もされました。
この時の模様はブログでも。

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その後大谷和夫が死去するも、細々と音楽活動は続けています。
また、2013年にもライブを行い、場違いな大人の雰囲気の会場で新旧曲を堪能してきました。
今回5枚のアルバムに選んだ(後日紹介)別の作品に、ベースのミッチー長岡が参加していたのはSHOGUNを知ってからしばらくしてからのコトでした。

初めて聞いてから約40年。
ずっと好きなアルバムで、103の構成要素の一部といってもいいでしょう。
ヘビメタじゃないけど。

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