この音色が好きなんですよね~。
場所はJR宮原駅から徒歩15分くらい?の聖学院大学院内にある教会です。
なんと、チェンバロ(クラヴサン、ハープシコード)の音を生で聴けるのです。
チェンバロの弦はその構造上とても細いので切れやすいだけでなくチューニングも狂いやすいそうです。したがってチェンバロを保有する人は調律くらいできないといけないらしいですね。
そういえば以前名古屋で聴いたブランデンブルグ協奏曲の演奏会でも幕間で頻繁に調律してたっけ。
これ↑はその時(2014年)の時にロビーに置いてあった『段ボールチェンバロ』ね。
おっと、今回のコンサートに話を戻しましょう。
【使用する楽器】
なんと、ヴェルサイユ宮殿に現存するチェンバロと同じ形の(1746年製、レプリカ)モノ。
いや~、すごいのはその造形です。
まずはこの全体色が良い。
自転車乗り風に言わせてもらえればチェレステカラーに似ていますね。
自転車乗り風に言わせてもらえればチェレステカラーに似ていますね。
天板の裏側にはこんなイラストが描かれています。
写真では分かりませんが上下2段の鍵盤の脇にはレバーというかスイッチがあり、その切り替えでワンタッチで音量が変わります。
曲調や会場に合わせてある程度調整できるわけですね。
写真では分かりませんが上下2段の鍵盤の脇にはレバーというかスイッチがあり、その切り替えでワンタッチで音量が変わります。
曲調や会場に合わせてある程度調整できるわけですね。
さらにすごいのがコチラ。
え~と、弦が張ってあるところ(名前を知らない・・・)一面に鳥や花や蝶々が描かれています。
今のように音楽の再生が電気仕掛けでなく基本的に生音を楽しんでいた時代。
楽器それ自体の意匠や造形をとても大切していたんですね。
今のように音楽の再生が電気仕掛けでなく基本的に生音を楽しんでいた時代。
楽器それ自体の意匠や造形をとても大切していたんですね。
こんな時代ならギブソンが破産するなんてこともないんでしょうに・・・
【演奏する人】
チェンバロ単体でのコンサートなので、山田康弘さんという奏者が一人で演奏しました。
楽器の演奏だけでなく指揮もされるということです。
また、パンフレットによると2005年に腕の病気を発症し治療しているとのこと。
なるほど、演奏中に独特な『間(ま)』があったのはそのせいなのでしょうか?
演奏前に各曲や作曲家の紹介をわざわざ話しながら導入していくところ、大きなコンサートでも同じようにできないかなといつも思う。
そのほうが聴衆の興味は強くなるし楽曲への理解が深まると思うのだけど。
そのほうが聴衆の興味は強くなるし楽曲への理解が深まると思うのだけど。
【演奏した曲】
フランソワ・クープラン 恋のうぐいす
両生類
両生類
ジャン=フィリップ・ラモー 鳥の呼びもどし
タンブラン
田舎風
つむじ風
ヨハン・セバスティアン・バッハ イタリア協奏曲 ヘ長調
演奏の良否よりもむしろチェンバロの音色を聞けたことやその装飾を楽しめたことが良くて、大変有意義な休日を過ごすことが出来ました。
もちろん、その後大宮に出て昼から呑みましたとも。
« 始まったばかりの暑い夏を乗り切るためにこんなエントリーはいかがですか。 | トップページ | 読売交響楽団の出張(笑)コンサート »
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
« 始まったばかりの暑い夏を乗り切るためにこんなエントリーはいかがですか。 | トップページ | 読売交響楽団の出張(笑)コンサート »
私もチェンバロの音色が大好きです!
間近で聴けたようで、良かったですね。
投稿: bunaibu | 2018年7月29日 (日) 00時33分
bunaibuさん、コメントありがとうございます。
礼拝堂でのコンサート、聴衆はわずか40人くらい?
前の方でかぶりつきで聴きました。
チェンバロ独特の音色は耳に心地よかったです♪
投稿: 103 | 2018年7月29日 (日) 10時47分