カテゴリー

無料ブログはココログ

他のアカウント

Twitter

« RIOTVの新作『ARMOR OF LIGHT』リリース。渾身の作品によるバンドの評価は如何に? | トップページ | 『ファインダーズ・キーパーズ』読了 »

2018年5月11日 (金)

このタイミングでミストですか。

現在最新刊の『ファインダーズ・キーパーズ』を絶賛読書中ですが(相変わらず読むのが遅い)、文藝春秋よりキング作品の新刊情報が舞い込んできました。
ミスト 短編傑作選』である。

Img_a83cc19d23aebb3d783e691e99c665e

なぜ?
この作品「霧」を今再発するのだ??
既に映画化されて(本国では2007年、日本では2008年に公開)、本作のラストは(小説とは異なるが)後味の悪さでは賛否両論、物議を醸し出した作品だ。

あ、後味の悪さこそモンスター級だが作品の出来は絶品なので見たことがない人にはお勧めしたい。
ただし、天候不順な時期の明け方のドライブは出来なくなるかも。

さて、本作を今出版することの意味。
書籍のオビを見てみると『キングを読むならまずはコレ!』とある。
はは~ん、昨年の映画『IT』、今年封切の『ダークタワー』とキング原作の映画化がそこそこ成功したので漁夫の利を得ようというわけか。
いや、確かに『IT』は最怖映画という文句が似合うほどホラーにしては興行成績は良かったようだが、『ダークタワー』はそれほどでも・・・

営利目的以外の理由を考えれば、ダークタワーの中間世界(ミッドワールド)に最も近しい世界観を持つ「霧」を収録することで暗黒の塔シリーズの入り口にしてほしいというところか。
あ、やっぱり営利目的だ。

さて、本作の収録作品は以下の通り。
 ・「ほら、虎がいる」(松村光生訳)
 ・「ジョウント」(峯村利哉訳)
 ・「ノーナ」(田村源二訳)
 ・「カインの末裔」(松村光生訳)
 ・「霧」(矢野浩三郎訳)

ほぉ~、どれもキング作品としてはマイナーというかシブイというか、微妙な選択だな。
大好きなジョウントと霧はすぐにあらすじを思い出すのだが(そればかりか、作品独特の空気感までも)、他の作品はにわかに浮かんでこない。
こりゃ、キングファン失格かな。

ちなみに103が初めて霧を読んだのはやはり短編集である『骸骨乗組員 スケルトンクルー』(昭和61年刊行)である。

P_20180511_112419_1_p

久しぶりにところどころ拾い読みしてみたが、ミッドワールドにありそうなおどろおどろしい描写があり、改めて読み返してみても面白いかもしれない。
中編なので物理的な量は少ないが、初めての人には『霧』を読むだけでもオススメである。

« RIOTVの新作『ARMOR OF LIGHT』リリース。渾身の作品によるバンドの評価は如何に? | トップページ | 『ファインダーズ・キーパーズ』読了 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/160447/73465472

この記事へのトラックバック一覧です: このタイミングでミストですか。:

« RIOTVの新作『ARMOR OF LIGHT』リリース。渾身の作品によるバンドの評価は如何に? | トップページ | 『ファインダーズ・キーパーズ』読了 »

2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30