ひまわりコンサートに行ってきました。
このコンサートは千葉銀行の創立75周年を記念。ひまわりコンサートとしてはもう53回を数える老舗演奏会なんですね。
こちらも老舗の千葉県文化会館が会場。
10年ほど前に来たことがあると思うのですが、建物の構造を全く覚えていませんでした。
思ったより近代的で(古いですが)良いホールのようです。
オーケストラは東京フィルハーモニー交響楽団です。
ルードウィッヒとアマデウスですね。
終演後、歩いてたおばちゃんが『平原綾香の曲じゃなかったのね』と言っていました。あっちはホルストだ。
ま、Bの「皇帝」がつい1週間前まで「英雄」だと思い込んでいた自分が言うのもなんですが(汗)
で、指揮者が三ツ橋さん。
以前テレビで見て以来ファンになった方です。
実はこの日のコンサート、舞台の左袖とはいえ前列から4番目というかぶりつきポジション。おかげで奏者並びに指揮者の息づかいまでも聞こえるほどライブ感にあふれていました。
非常にダイナミックな指揮で、個性と若さが弾けていたように感じました。
さて、各曲の感想など。
1.「葉の調べ」The Sonority of Leaves 五木田岳彦作曲
なんとオリジナル曲で同日初演だそうです。
現代作曲家が作ったクラシック(?)らしく、リズムがしっかりしていてかつ難解ではなく聴きやすい曲でした。ハープの使い方が印象的でしたね。
2.ピアノ協奏曲 第5番 「皇帝」 ベートーベン作曲
ピアノ演奏に小山実稚恵さんを迎えての演奏。
この日のコンサートには指揮者の三ツ橋さん、ピアノ演奏の小山さんと2人の女性音楽家がクローズアップされていましたが、対照的な印象でした。
三ツ橋さんはそのポジション的にもそうならざるを得ないのか、キリっとしたイメージで「男性よりの女性」と言ったら失礼かもしれませんが、厳しさの中に繊細さがあるような方です。
かたや、ピアノの小山さん。経験豊富な、ということもあるのでしょうが演奏に余裕を感じられるというか包容力のあるイメージを持ちました。終演後の笑顔もステキで、アンコールにこたえて演奏した(独奏)fur Elise はライブで聴いたのは初めてかもしれませんが、聞き馴染みのある旋律にもかかわらず美しくて作曲者、演奏者の素晴らしさを感じて涙があふれてきました。
あ、「皇帝」での演奏も素晴らしかったですよ。途中、ホルンの超ロングトーンが信じられないほどインパクトがありました。
3.交響曲 第41番 「ジュピター」 モーツァルト作曲
木製ではなくジュピターね(笑)。
休憩をはさんで演奏されたこの曲とベートーベンを聴いて、改めて感じたのはどちらも偉大な作曲家であるにも関わらず(かつ、ほぼ同時期に活躍)作品から受けるイメージが「その作曲家らしい」ということ。
全ての音楽家に言えることだと思いますが、曲を聴いただけで(あるいは歌詞を読んだだけで)「アノ人の作品だな」と思えることは重要ですよね。
現在の音楽家でいえば103の好きな日本人女性バンドのチャットモンチー(今夏、完結 つまり解散?)なども歌詞や曲のアレンジなどですぐに分かるミュージシャンですね。
ちょっと土俵が違うかも知れませんが、すべてのジャンルでいえることだと常々思っています。
終演後三ツ橋さんが生声でちばぎん75周年のお祝いを述べ(指揮者が壇上で話すのは珍しい?)、それにちなんだアンコールを演奏して演奏会は終了しました。
金婚式は結婚50周年、銀婚式は結婚25周年、併せて75年ということで選曲されたらしいです。
会場から自宅近くへ戻って仕事帰りの娘と夕飯を食べ帰宅しました。
いや~、充実した1日でした♪
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コメント
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ご無沙汰しています。
ちばぎんさん、イイ催しを続けられているんですね!
明日は久しぶりに地元の戸田交響楽団の定期演奏会に行く予定です♪
投稿: bunaibu | 2018年4月14日 (土) 18時46分
bunaibuさん、コメントありがとうございます。
実際には会場入りすると銀行のお偉いさんが来賓者に挨拶していたので上得意などとの情報交換の場だったりもするんでしょうね。
戸田交響楽団も古い楽団のようですね。ホームページに動画をアップしているのは珍しいですね~。
投稿: 103 | 2018年4月15日 (日) 18時05分