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2018年2月16日 (金)

映画『ダークタワー』を観てきました

キングネタです。

ただいま公開中のスティーブン・キング原作による映画『ダークタワー』を観てきました。

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とりあえず、作品中にはこんなシーンは出てきませんがめちゃくちゃカッコイイポスターです。

さて、拙ブログでは何度も書いていますがキング原作の映画は膨大な数にのぼります。
古い名作ホラーやB級作品、ジャンルもホラーだけでなく感動大作・おぞまし系・SF・ミステリーなど多岐にわたります。
んで、たいていの映像化作品は原作大好きファンからすると『こりゃ、ないだろ』という配役や脚本など否定的な作品が多いように感じます。特にコアなファンになればなるほど、ね。

キング本人も全否定の名作『シャイニング』が良い例でしょうか。

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さて、かねがねブログにアップしている通り今年は小説・映画・テレビドラマなどキング作品が続々登場しています。
なかでもキングが自ら「ライフワーク」と語り、第1作が発表されたころは自分が存命中に完結できるか!?と危ぶんでいた『ダークタワー(暗黒の塔)』シリーズの映画化作品が公開されたのです。

103は映像化作品というよりは原作が好きなので、すべての映像化作品を見たわけではありませんがさすがにダークタワーは見たかったので先日劇場に足を運びました。

ネット上には賛否両論、様々な意見が飛び交っているのですが103視点でいくつかポイントをあげてみましょう。

【観客】
足を運んだ劇場は柏の葉のMOVIX。
観にいったのが平日の夕方ということで正直客の入りは全く芳しくありません(苦笑)。
「IT」を見た時も平日でしたが、なぜか高校生の間に「アレ、見に行くべきだよね」的な静かな流行があったようで若者が多かったのですが、今回は平均年齢が高かったですね(自分もな。)

【ストーリー】
ストーリーの概要は面倒くさいので公式HPで確認していただくとして、原作との違いを。
まず、原作と同じようにローランドと黒衣の男との関係は「黒衣の男をガンスリンガーが追いかける」ところから始まる。ただし、そのきっかけは父親を殺された敵を討つというモチベーションが発端。映画の中ではそれによってガンスリンガーの資格を失った的なエピソードがある。
確かに黒衣の男に父親を殺されたが、そもそもギリアドのガンスリンガーの血筋は暗黒の塔を守ることが宿命であり、私怨とは関係ないはず。
ま、短い上映時間の中で分かりやすくするために必要だったのかもしれない。

次に登場キャラクター。
原作では映画に登場したジェイクとの出会い(死別含む)の後、徐々に仲間が増えていって(その過程で大切なストーリーや物語の根幹にあるテーマを掘り下げたりする)、終盤では仲間との別れがありガンスリンガーが単独暗黒の塔に到達するという流れだが、映画では登場する仲間はジェイクのみ。
原作ファンからすれば「なぜ他の登場キャラがいないのか?」とささやかれているようです。もちろんこれも90分余りの上映時間尺では描ききれないからだろうが、原作ファンからすれば続編に続くという期待を持たされる。しかし、映画それ自体の終わり方はあまりそれが表現されていない。
もちろん「IT」の最後でハッキリ言及していたような表記もなく。

ん~~~。
続編は作られるんでしょうか???

Dscf1008

【アクション】

映画的にアクションシーンは悪くないと思います。
クリーチャーのCGも良いし(最近の映画ではCGのクオリティがめちゃくちゃな方が少ないのでは?)、本作で重要なガンアクションはカッコイイです。
でも。
なんか。
ローランドの銃裁きとはちょっと違うような気がしてしまうのは自分だけでしょうか。

うまく表現できないのですが、普通のガンアクションではいけないような気がしてしまうのです。原作では電車と戦う(! 笑)ときに使う武器はなぞなぞなんですから!(爆)

映画でも言及されていますが、ローランドの一族(デスチェインファミリー)はアーサー王の血筋を引き、当然エクスカリバーを使いこなす一族なのです。
ただし、原作のローランドは第2作(ザ・スリー)の冒頭でいきなりヤドカリの化け物に襲われて片手の指を失ってしまうのですが・・・
しかしながら彼の一族が有するオーラというか風格というか、そういったものを映像にし切れているかというと今一つのような気がします。
ま、これはファンの我がままでしょうね(笑)。

Photo_2

【ポータル】
ジェイクの住む現代(?なのか?本当に??)のニューヨークとローランドの中間世界(ミッドワールド)をつなぐのが「ポータル」という扉。
原作ではドラえもんのどこでもドアを彷彿とさせるようなドアがイメージされるが、映画では独特の形状。
なんだろう。
「物理的なドア」とは全く異なるということを表現したかったのだと思うが、その形状といい合わせ鏡のようなビジュアルといいうまく表現していると思います。

原作の中間世界の物理法則が異なる異世界であるという印象を持ちました。
下の写真は原作(新潮文庫 平成17年発行の文庫本)のポータルイメージ。

Photo_3

【主人公のルックス問題】

これもコアなファンにはたまらない話題ですね。
つまり、キング自身も言及していたようにローランドのイメージはクリント・イーストウッドで、当然そこからイメージするのは白人のガンマン。
しかし映画ではイドリス・エルバ演じるローランド。
当然父親役も黒人。
個人的にはビックリしたけど悪くないと思います。
勝手なイメージですが、スポーツ選手などをみても黒人のほうが「しなやかな体の動き」のような気がします。
もちろん103の思い込みですよ。

でも、その結果ガンスリンガーのガンアクションに良い影響を与えていると思います(さっき否定的な言い方をしたのに、ナンですが 笑)。

ある意味黒衣の男を演じたマシュー・マコノヒーの方が103のイメージには近かったのですがこの映画ではどちらも良い感じです。さすが役者だよね。

Photo_4

【キング作品とのリンク】

原作はキングの様々な作品の中心に位置し、アノ災厄やアチラのクリーチャーはつまりダークタワーで語られる中間世界から侵入してくるっつうコトですが、映画にもそれらしき痕跡がたくさんありましたよ。
1回しか見ていないので沢山見落としていると思うんですけどね。
監督であるニコライ・アーセルはキング作品のファンのようなのでその辺も真面目にお仕事しているようですが、なにせ長くない映画ですから限界があるんでしょうね。

直近で日本でも公開された「IT」に関連する「ペニーワイズ」という字幕がわざわざ出てきたところには失笑しましたが♪

Photo_5

アメリカでは興行的に大成功を収めた本作。
2月14日付ピクシーンによれば日本での興行収入は9千万円(公開3週目)とのこと。
映画が大ヒットしたかどうかは公開劇場数や制作費などで異なるため単純な比較はできないそうですが、どうなんすかね。
なんせ103が見た劇場での観客数は両手で数えられるくらいでしたから(爆)。

あ、最後に。

塔の破壊をもくろむ黒衣の男がダークタワーを攻撃するところのビジュアルはすごく良かったと思います。メガ級にデカイ塔を攻撃する超強力エネルギーって感じで。

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