8年酷使して見えてきた、ドイター レースEXPエアーの本当の評価
自転車に乗る際、最近では90%の確率で使用しているドイター社製レースEXPエアー。
実は拙ブログで最も多く閲覧されているのがこのデイパックの紹介エントリーなんですね。
下の写真は2009年の夏に購入したころのEXPエアー。
さてさて、およそ8年使ってみての最終評価はいかに!?
購入して最初にアップしたエントリーが『インプレ:RACE EXP AIR』
内容を要約すると・・・
A 背中の通気性が良い
B ヘルメットホルダーがついていること
C 給水機能がついていること
で、Aの機能により背中の通気性がとても良く、夏場のライドには最適。
その後、詳しいインプレを紹介している記事が『ドイター レースEXPエアー 2年に及ぶインプレ?』です。この記事が最も訪問者数の多いページです。
内容は・・・
① 背中の通気性の良さとメッシュストラップ
② 収納可能なレインカバー
③ ヘルメットホルダーの使い勝手
④ チェストストラップ
⑤ サイドポケットの耐久性
⑥ その他
それでは8年使用した後のインプレを上記①~⑥の項目ごとにまとめてみましょう。
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① エアコンフォートシステム(背中の通気性)
これはドイター社の紹介イラストです。
この機能は文句なく最高です。
ただでさえ自転車を漕いでいる時には(冬でも)汗をかきますが、背中という広い面積が覆われてしまうと汗をかくばかりか放熱性も低下することになります。
真冬は若干寒いほどですが他の3シーズン快適で居られるアドバンテージは大きいです。
唯一上記イラストにもあるように「頑丈な鋼フレーム」により、荷室容量が狭くなることと重量が増えることが欠点でしょうか。
ま、いずれにしても自転車に乗る人にとってはその欠点に目をつぶってでも背中の快適性は重要だと思います。
② 収納可能なレインカバー
現在のレインカバー周りの写真です。
文字がすり減っていますが、ナニ、機能には影響しません。
多少汚れていますが、リフレクターも機能しますしこのカバーには何度も助けられました。
いろんな場所をスタンプラリーで回っている時の急な降雨時には救世主となりました。もちろん紙だけでなく荷室内のもろもろが濡れることは精神衛生上もよくありません。
このレインカバーはストラップ固定ですから外して清掃することもできますが、ハイ。ワタクシは最初のころに1回掃除しただけです(苦笑)。
③ ヘルメットホルダーの使い勝手
長年使ってもヘルメットホルダーの機能が損なわれることはありませんでした。
というか、最近ヘルメット被らないことが多い・・・(反省)
④ チェストストラップ
ストラップに付いている、スライド式金具(金属じゃないけど)。ストラップを絞り込んでくれるのでホールド感が良く、必須機能ですね。自分の体形にフィットすればスライド式じゃなくてもいいのですが、万人が喜ぶためには、ね。
⑤ サイドポケットの耐久性
実はこの問題、大きいです。
↓ この写真はまだ元気なころのサイドポケットです。
それが現在ではこんな感じです ↓
びろんびろんです。
実はこの問題、当初から自分でも予想していたし、先日モンベルショップの店員さん(爆)にも聞いてみたことがありました。
曰く「やはりゴムなので経年変化は仕方ないですね」とのこと。
それでも食い下がり、「でもゴムの劣化を理由に買い替えてたら、大変だよ」と突っ込むと意外な回答が。
こちら、モンベルのサイクル用デイパックですが、経年変化に弱いゴムのホルダーを採用している点は変わりませんが、その上から長さ調整可能なストラップを付けちゃってます。つまり「ゴムが伸びたらストラップでホールすりゃいいだろ」ってなスタンスです。
ま、対処療法ですがポケットに入れたモノが零れ落ちることは防げそうですね。
⑥ その他
そして、当初予想しなかった問題。あるいは実際に使用してみて意外と良かった点など。
1) ファスナー周りの破損について
分かりにくい写真ですいません。
ほとんどのデイパックは半円を描いてファスナーの開閉をするのですが、何度も開閉していると丁度負荷が集中する箇所があります。
つまり写真の場所ですが、ファスナー自体は破損していないのにファスナーを縫い込んである布地が傷んでしまうのです。
もしかすると103と一緒に走ったことがある人は「アイツのリュック、半開きでみっともないな」と思ったかもしれません。実は上記のような理由で、「敢えて全閉にしなかった」のです。
また、開閉時の布に対する負荷は思いのほか大きいようでファスナー生地とデイパック本体を縫い付けてある部分がほつれてしまうこともありました。ま、これは縫製の問題ですから縫い直せばいいんですけどね。
2) チェストストラップについて
デイパックを背負ったときに腰の部分を固定するストラップです。
長さ調整をしたときに余ったストラップを固定する金具(金具じゃないけど)があります。
ストラップを通した状態ですーっとスライドさせるだけなので使い勝手が非常に良かったです。
3) 小ポケットの使い勝手
半円ファスナーを開けると小物を入れるポケットがあり、さらにアミポケットがあります。
ここには絆創膏や貴重品などを入れています。
黄色いストラップの先にはフックがついていて
キーホルダーをひっかけておくには最適でしたね。
ポケットの中というのも安心感があります。
4) 給水(ハイドレーション)システム
別売りの給水タンクを入れてチューブをストラップに沿わせれば手ぶらでの飲水が可能です。しかし、MTBでハードなダウンヒルしながら水を飲むわけじゃないし、サイクリングには自転車に取り付けたボトルケージからボトルを取り出すだけで十分です。
コレ、いらない(当社比)。
5) 余りヒモ
細かいことだけど、ストラップを固定しているベルトの長さ調整をしたときにどうしても余る部分がある。103はカラダが小さいので余り部分が多い。
実はこの余ったベルト、いろんな場面でホイールに巻き込まれそうになったことがある。つまり危ないのである。
で、この写真のように結わえておいたけど、この処理がうまくできるといいかな~と思う。
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と、まぁ、いろいろ好き勝手なことを書きましたが、何と言ってもエアコンフォートシステムに惚れ込んで購入した本製品。その機能が満足いくものだったので良い買い物ができたと自負しています。
いや、まだまだボロボロになるまで使ってあげますよ。
それが良い製品に対する礼儀だと思っていますので。
でも、次に買うときはモンベルも選択肢に入れようかな(笑)
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コメント
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どうしたの?すごいブロガーみたいな記事書いちゃって(笑)
アシストくんのもまだまだ現役ですー。私も富士ヒルの時には借りて使ってます。
フレーム(?)の枠が硬いので、首を動かすと結んだ髪が当たってしまい首が自由に動きにくくなるのが難です。私は、これをしょうときは髪ゴムをはずしますー。
っていうか、ヘルメットは被らなきゃダメ!
忘れた頃に〜だよー。
投稿: みくま | 2017年8月14日 (月) 23時31分
みくまさん、コメントありがとうございます。
久しぶりにブロガーに変身しました(笑)。
チカラ尽きました・・・
投稿: 103 | 2017年8月15日 (火) 05時35分
10さん、こんばんは!
この記事に触発されて僕もドイターRACE記事かいちゃいました!
「チェストストラップ」が動くんだすげーと思って、自分のを触ったら
動きました(笑)初めてこの機能知りました!!
そういえば締まって首あたりが痛かったことがあったので
これで解消できそうでーす。
投稿: ワンチャン | 2017年9月 2日 (土) 20時31分
ワンチャンの秀逸なエントリーとボトルホルダー補修法(笑)を見て感心することしきり。
しかし、再訪が苦手な自分にはちょっと思いつきませんでした。
え?
首締まってたの!?
ちゃんとアジャストしてね~♪
投稿: 103 | 2017年9月 3日 (日) 20時46分