思わぬ伏兵 『Premium Harmony』
キングの小説について。
初めて読んだクージョに始まり、国内で発売された書籍は出来るだけ買っている。
ま、コレクターではないので(作品が詠みたいので)、ペーパーバックから文庫本に変わって再発された作品なんかは購入はしない。
ときどき『○○さんがあとがき書いているから』欲しくなる・・・というケースはあるけれど。
それをやっちゃぁいくらお金があっても足りなくなるだろうしな~。
で。
「作品」として世に送り出されているものでも時として未読だったりすることはよくあることで。
先日我孫子の図書館アビスタ(我孫子とスタディを掛け合わせた造語)で、何気なくキング作品を検索していたら、知らない作品が。
『プレミアム・ハーモニー』という作品のようだ。
早速探してみるとこんな ↓ 本でした。
アメリカはコンデナスト・パブリケーションズという出版社が発行している「The New Yorker」という雑誌に収録された小品集。
村上春樹の作品も英訳されて、頻繁に掲載されているようですが興味ないので。
この雑誌はその時代を映したエッセイやルポ、風刺漫画などを掲載しているようですが2009年11月9日号にキング作品が載ったようです。
結婚して10年が経つ夫婦をサブプライム問題による不況が襲い、子供が居ない夫婦の倦怠感とともに口論が多くなっている時におこった事件(事故?)を淡々とした語り口で進める作品。
非常に短い作品だが現代の経済至上主義というか、金の切れ目が縁の切れ目というか、こういう現代社会に潜む危機を書かせたらキングはピカイチだよな。
ちなみに翻訳した藤井光氏のツイッターでこんなことがささやかれていました。
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