○年振りのロードバイクメンテナンス記録
前回ロードバイクのメンテナンス(パンク修理、バーテープ交換等は除く)をしたのはいつだったでしょうか・・・
ちょっと調べてみたら、2014年の6月にブレーキレバーのギドネット化をしたのが最後のような気がします・・・ダメダメです。
そんなわけで、せめてもっとも重要な制動装置と変速にかかわるワイヤー関係の交換作業をしようと思いました。
実は作業をしようと思っていたその日から遡ること数週間、RADACのパンクが頻発していました。要点はこう ↓
*チューブ交換した直後は問題ないのに時間がたつとパンクしている(自転車に乗らなくても)
*チューブの内側が破損している
*そのため、リムテープの交換をしたがパンクは解消されない
いい加減、パンク修理にすっかり自信をなくしたころ、出先でパンクに遭遇し近くの自転車屋さんにかけこみました。プロの見立てでは、おそらくニップルに接触している部分が(摩耗で)破損するのではないかとのこと。
とりあえずプロに修理してもらい(なおかつ、リムテープを2重張りにしてもらい補強)2年越しのメンテ作業に取り掛かります。
【メンテ前の状況】
まずはブレーキアウターケーブル。
後輪のアウターケーブルはトップチューブの中を通っているのですが、かなり小さいカーブで曲がっているため写真のように被膜部分がひび割れています。
取り回しに余裕がないためハンドルを曲げるたびに負荷がかかっていたと思われます。
リアディレイラー。
ご覧のようにワイヤー先端がささくれていること、前後のディレイラーともワイヤーの劣化によりかなり摩擦負荷が大きくなっています。当然動きもカクカク。
ブレーキ。
もちろんブレーキのワイヤーも劣化しています。
本体のサビ(?)もすごい。
ブレーキシュー本体。
寄って見るとシューがかなり削れています。
しかし。
このシュー、自分では交換したことがなく(2009年に譲り受けてから)、推測では前のユーザーさんも交換はしていないと思われます。
つまり20年以上初期部品を使用しているのでは?
で。
導き出した結論。
削れてはいるけどスリップサイン(と言うのかな?)が出ているわけではないし、制動能力にも悪影響はないので掃除してそのまま使います。
交換部品の在庫もないしね。
【メンテ状況】
と、まぁ、ワイヤー交換してちょいと掃除すればいいや、という予定で半日もあれば余裕で終わるメンテナンスの予定で作業開始したのですが・・・
次々に現れる積年の不具合(汚れによる)を目の当たりにし、アレもコレも・・・と作業し続けることにより1日かけても作業終了しませんでした。
①サビを削り取る
例えばブレーキ本体。
自動車用としてカー用品店に行くと売っている『消しゴム型コンパウンド』を利用してケシケシすると輝きを取り戻します。写真ではまだサビ部分が残っていますがこれらを完璧にやったら半年くらいRADACに乗ることができそうにありません(大げさ?)ので、適当なところで切り上げます。
使ったのはこんなヤツですね。
他にもステムやディレイラー本体など要所要所でケシケシしてみました。
②ヘッドパーツのクリーニング
自分で自転車をいじるようになって、少しずつ工具をそろえてなるべくショップに頼らないようにしてきました。
でも、なんとなくヘッドパーツについては、これまでアンタッチャブル。
とくに理由はないのですが、MTBでもバラしたことがないのです。
で。
ここまでバラしてグリスアップしておきました。
古いグリスはほぼ「カタマリ」状態でした。
③シフトワイヤーのリードパーツ
ところで、RADACのシフトワイヤーにはほとんどアウターケーブルを使いません(リアディレイラーの手前20cmのみ)。
BBの下にガイド用のリードパーツがあり、その中をワイヤーが通っています。
こんな感じ ↓
このパーツ、別に普段気にするものではありませんがこうしてまじまじ見つめると紫外線による劣化状況がわかります。
でも、こんなの自転車店に売ってないよね。
とりあえず油をさしてそのまま使いましょう。
*************************************
正味10時間くらいかけて作業した結果、変速はバッチリ。
ブレーキレバーの引きもスムーズ。
チェーンの擦れるカチャカチャ音もなし(これが一番気持ちいい)。
でもでも。
ブレーキ用アウターワイヤーはこんなんなっちゃいました ^^;
赤のアウターが在庫切れで、黄色いワイヤーとの多国籍軍になりました。
ま、混ぜればチームカラーのオレンジになりますから~♪
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コメント
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黄色と赤色のアウター、白いフレームに良いアクセントになっていて、イイ感じだと私は思います。
Rディレイラーのワイヤーは、5月に見た時にちょっと気になっていました
103さんのレイダックは私のサイクラーよりも10歳位若いと思いますが、それでも製造されてから約30年・・・。でも、時々手入れをしてあげればまだまだ問題ないですね!
投稿: bunaibu | 2016年7月16日 (土) 21時10分
bunaibuさん、こんにちは。
遅レスですみません。
黄色と赤色のアウター・・・>
そう言っていただけると、『せっかく赤で統一しようと思っていたのに、アウターの在庫切れ(正確には長さの見積もり誤り^^;)に気づいたときのショックが和らぎます(笑)
Rディレーラーについては、bunaibuさんなら気づくだろうな~と思いながら放置していました。
でも、まとめてメンテすると走行音も静かになり気持ちいいですね。
追伸:ちなみにあの後またパンクしました。リムテープ二重巻きにしたところで。こうなると空気圧を下げるしかなさそうです。
投稿: 103 | 2016年7月23日 (土) 08時12分
リムテープ二重巻きで再発とは・・・。
ちなみに当方はシマノのリムテープにしてから、リム穴が原因となるパンクは無くなりました。
それと長時間乗らない時は、チューブの空気を半分ぐらい抜いています。気休めだと思いますが、リムテープの伸びやバルブパッキンの固着予防に効果があるのではないかと思っています。
投稿: bunaibu | 2016年7月25日 (月) 22時24分
自転車屋さんいわく、「ニップルとの摩擦でパンクかも?」とのことで二重にしてみました。
帰宅して空気圧をあげたらパンクしたので、今後はMTB並みの圧で走りたいと思います。←とりあえず問題なさそう。
それにしても分からないのは、今まで普通の空気圧で問題なかったのに・・・?という点です。
もちろんタイヤやホイールを変えたわけでもありませんからね~。
ナゾです。
投稿: 103 | 2016年7月26日 (火) 10時58分
再三お邪魔してすみません。
ニップルとの接触・摩耗が原因でパンクというのが理解出来なかったのですが、リムはシングルウォールですか!?
ダブルウォールとばかり思ってコメントしていました
投稿: bunaibu | 2016年7月27日 (水) 21時01分
bunaibuさん、そうなんです。
リムはシングルでした ^^;
それにしても、ここんとこチューブ代と交換に要する時間が多かったです。
MTBは放置状態なんですけどね♪
投稿: 103 | 2016年7月28日 (木) 11時00分
こんにちは。 過去記事にコメも何ですが。
ニップル部のリムテープがかぶさる所の膨らみによるスローパンクで、出先で転倒しました。(バリが出てたとかテープが痩せてたとか切れてたというのはありません)
文中に有るようにリムテープを二重巻か、ニップル間にテープを貼って段差を少なくしてからリムテープを巻いてから粉体潤滑剤をチューブにまぶして置くと良いようです。
投稿: L | 2017年7月31日 (月) 06時59分
Lさん、コメントありがとうございます。
いえいえ、過去記事へのコメントも大歓迎です。
同じようなパンク経験をお持ちなんですね。
ニップル部の膨らみによるスローパンクということであれば、やはりチューブの内側が破損していたのですね。
リムテープ二重巻きに加えて粉体潤滑剤を使うとは!?
町の自転車屋さんで修理するときに見かけるアレですね。
なんだかプロ仕様のモノで素人が手を出すものではないのでは? と勝手に思い込んでいて使ったことがありません。
パンク改善するのであれば使ってみようかな・・・
投稿: 103 | 2017年8月 2日 (水) 08時09分