RIOT V
RIOTです。
クラブチッタは雨の印象が強いのですが(リニューアルした後は特に。2002年にリニューアルしている)、今回も川崎駅に着いたらポツポツ。
同日の21時過ぎにはもの凄い雨になったそうで、今回ライブが早く始まったので助かった・・・
雨・・・
なぜかMark Reale を思い出す・・・
開演前からビールを飲んで若干ボルテージもアップしているのだが、ここ数年は1人でメタルのライブに参戦するので表面上は落ち着いている(つもり)。
BGMでボンジョビの新曲かな~なんて思ったり・・・
でも、全体的にオーディエンスの平均年齢が高そうでちょっと安心。
メタルのライブとしてはちょっと早すぎる17時開演で(笑)、会場が暗転すると緞帳をスクリーン代わりにしてMarkの写真が映し出される。
それも、若い頃から晩年までの姿が次々と・・・
ダメだ。
これだけで泣きそうになってくる。
今までのライブで見てきたRIOTの勇姿を次々と見ながら、アノ頃はあ~だったよな~、とか自分の人生と重ね合わせてみる。
思えば初めてRIOTを見たのは(そしてそれが彼らにとっての初来日公演)、奇しくも103が社会人になった年。
今思えば、自分で稼いだ金(バイト除く)で初めて行ったライブだったのかな?
あれ?Helloweenのほうが先だったかな。ま、いいや。
【開演そしてセットリスト】
そんな涙腺前回準備完了状態で始まったのがNARITA。
RIOTにとって超有名曲であり、ベストなインスト曲か。
個人的にはLast of the Mohicans も好きだけど(Pete Perezの手数の多いベースがいいんだよな)。
さて、そんな感じで始まったライブ。
当然うわべは落ち着いていても中身は大興奮のためどの曲をやったかなんて覚えちゃいない。
他力本願。
ネット上で入手したセトリをご覧アレ ↓
1.NARITA
メタル界の№1インスト曲。
2.RIDE HARD LIVE FREE
Todd 登場!The Battle rages on !で熱唱~♪
3.FIGHT OR FALL
もちろんライブで外せない。冒頭でのRide Out !もシャウトね
4.ON YOUR KNEES
アルバムのAMラジオ的音質からのイントロが良♪
あ、Toddがヴォーカル導入部でフライングするところ。なにもそんなとこまでTonyのコピーしなくてもイイのに。
5.METAL SOLDIERS
Clenching fists of metal might ! で、やはりこみ上げる。
6.JOHNNY’S BACK
う~~~3連の曲は無条件に好き。
7.WINGS FOR AN ANGELS
IMMORTAL SOULS アルバムから。ん?同アルバムからは、コレとSTILL YOUR MAN の2曲だけか??RIOTも盛り上がると思うけどな~。
8.FIRE DOWN UNDER
オールドスタイルのファストチューンですね。ギターのリフがうねるところがスキ
9.HARD LOVIN’ MAN
こちらもオールドスタイル。ベースの手数が少ないのでDonがヒマそうにしてました。
10.METAL WARRIOR
コレも3連譜。
11.SIGN OF THE CRIMSON STORM
THUNDERSTEELアルバムには捨て曲がありませんが、コレは特にスキ。あ、全部スキだった(苦笑)。ミドルテンポでも(だから?)こんなスケールの大きい曲になるんだ。
12.FALL FROM THE SKY
ニューアルバムからのファストチューン。んで、イントロでは大合唱!ライブで野郎の野太い声が響くの、大好き。
13.OUTLAW
またまた出ました。古い定番曲。古い曲と比較するとなおさらTony Mooreの書いた歌詞の素晴らしさにうなってしまう。
14.BLACK LEATHER AND GLITTERING STEEL
当時、ここまでテクニカルな曲をライブでやるんか~い!とおったまげたモノですが、今じゃ定番ですね。Toddのヴォーカルはこの曲でも完璧に歌いこなしていました。
15.STILL YOUR MAN
これも3連!やっぱイイ~
16.ANGEL EYES
後述。
この選曲はシブ過ぎです。
18.FLIGHT OF THE WARRIOR
ライブ後半でのこの曲はキツイ!早いし、大声で歌わなきゃなんないし・・・
19.BLOODSTREETS
RIOTでは珍しくメンバー出演のPVでしたね。あえてリンクもコレで。首振る時間ですよ~
20.TAKE ME BACK
UNLEASH~ アルバムの中で絶対演奏してもらいたかった曲。なんせ歌詞が・・・泣ける。
21.ROAD RACIN’
初期定番曲
22.TOKYO ROSE
これも。
23.ROCK CITY
初期十八番
24.WARRIOR
日本のアイドルもカバーするほどキャッチーじゃないと思うのに、日本人の心の琴線に触れるメロディー。
~アンコール~
25.LAND OF THE RISING SUN
なんと、演奏前のMCでセイソク氏が2階席にいることをToddが暴露しますが、既にウィキのRIOTページに書きこまれています。
26.SWORDS AND TEQUILA
この頃にはもう虫の息・・・
27.THUNDERSTEEL (これを演ったら最後なんだよね~いつも)
ライブ開始直後のMCで、『ゴチャゴチャ喋るよりも、1曲でも多く演奏するぜ!』と言っていたように、これだけの曲を2時間で演奏するのだから、体力的に疲れました
【演奏について】
今回のライブは大きな意味が2つあります。
1つ目は103自身が見る、Mark Reale 不在の初めてのRIOT的ショーであること。
もう1つはTony Moore が一般人に戻ってしまったため、新しく加入したTodd Michael Hallのパフォーマンス。
先にToddの評価から言ってしまえば、150点!
今回INISHMOREアルバムからの唯一の演奏曲がANGEL EYES。
実は、Mike Dimeo のヴォーカルはTony Mooreのそれと全く異なるタイプであるが、103的には野太い声が大好きなのです。
そう。
JUDAS PRIESTも好きだけど、ACCEPTもね。という感じ。
特にRIOTではINISHMOREアルバムでの声は、アルバム全体の切ないストーリーと合わせて文句なしに好き(ミックスが良ければ名作の誉れも高い 当社比)。
そんなMike Dimeo時代の曲も、Tony Mooreのハイトーンもしっかりこなし、かつ表現力豊かに歌い上げるTodd。良いシンガーを見つけたものだと思います。
おまけに、アンコール時にはお約束の上半身ハ・ダ・カ♪
ロッククライミングで鍛え上げた筋肉を惜しげもなく披露してくれました。
ま、それは歌唱力には直接関係ないけど、普段から鍛錬しているからこそあの声の伸びが可能だったのでしょう。
そして、Mark不在のショーであることの意味。
彼がいつも立っていたステージ左手(観客席から見て)にはMike Flintzが。
そして全ての曲で、全てのリフで、全てのソロで、Markのサウンドを再現してくれる。
鳥肌が、何度もたった。
終盤でMarkのギターケースにバーボンをかけていて、その姿もじーんと来たがやはり演奏が全てを語っている。
あえて言おう、長年Markと2人でバンドのギターサウンドを作り続けてきた彼が、既にRIOTの『音』であると。
【新譜からの曲】
ふと気づいたのですが、新譜からの曲は歌詞を一緒に歌いやすいということももちろん、スキャット(歌詞はなくて、オーとかアーでメロディを歌い上げる)で一緒に歌うパートが多いような気がします。
そしてToddの盛り上げ方もそれに合わせてウマく煽ってくれた。
Markの遺作になった(実際は病のために彼自身はレコーディングにほとんど参加できず)IMMORTAL SOUL アルバムですが、コレとUNLEASH FIREアルバム、どちらもRIOTの最高傑作ではないか!?と言わしめるほど良い作品だと思っています。
活動期間の長いRIOTですから、アレもコレも演奏しなきゃ・・・となると、どんどん曲数が増えていくのですが、今回はしっかり新譜からも演奏してくれました。
惜しむらくはMarkの死去に伴いIMMORTAL SOULでのジャパンツアーがなかったことですね。
【編成について】
海外のライブ映像を見たところ、フィメールヴォーカルをフューチャーしたものがあった。
実はMike Dimeo時代に The Brethren ~アルバムを再現する際重厚な女声コーラスがとても良い効果を生み出していた。
つまり、主旋律をオーディエンスが叫ぶところにコーラスが乗っかると、もの凄く自分が旨くなったように聞こえる(笑)。
実は今回密かにソレを期待していたのだが、実現しなかった。
いえ、Mike Flintzも頑張ってコーラスしていましたよ。
しかし、ハイトーンヴォーカルに乗せるコーラスがおっさん声じゃね~。
ま、キライじゃないんだけど。
次回はコーラス重視でお願いしまっす!
SHINE ON ! KAGAYAKE !
《蛇足》
荷物を預けたロッカー ↓
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