ラウンジコンサートに行きました
日曜日にあるコンサートを見にいきました。
場所は以前行ったことのある愛知県陶芸美術館。
そう。公立の施設ですから全体的に作りがカタイ。おまけに途中の道はちょっとしたヒルクライムなんかもあって、鍛えられちゃいます。
美術館の外にはこんなキルン(の跡)があったりします。
建物の中はこんな感じで、すべて手作業で作られたのでしょうから感心してしまいます。
この日開催されたのは『愛知県立芸術大学学生・卒業生によるラウンジコンサート・第6回』というもの。
出演は同大学の卒業生で結成されたという Flyng Doctor。
「ラウンジ」ってくらいだから、コンサートホールでもなんでもない、緩い場所。下の写真は同美術館のHPから拝借しましたが、なんか大学の学生ホール的なノリ。それも二昔くらい前の(苦笑)。
この美術館自体、『大勢の若者でにぎわっている』というわけでもなく、緩い会場ですから、正直演奏が始まるまでは(予備知識もなかったので)それほど期待していませんでした。
ところが。
彼女たち、手練れのミュージシャンです。
鍵盤ハーモニカを操る集団として活動しているそうですが(なんで、ピアニカって言わなくなっちゃったんだろうな)、最初の曲である「タイプライター」を聞いた途端、感心してしまいました。
うまいんだな。
時期的にその後「クリスマス風」な曲が続きますが、どれも秀逸。曲が終わるごとにMCがあり、いろいろ説明してくれるのですがなんと各人3つ以上の楽器を操ります。
鍵盤ハーモニカはソプラノとアルト×2、それにバスの3編成が基本。曲によってはアンデスというちょっと変わった音色の楽器も使ったり。
観ていて気付いたのですが、昔のピアニカは蛇腹(ふにゃふにゃの)チューブで息を吹き込み音を出しましたが、アルトの奏者が使っていたのはまるで金属フレキパイプのように形を変えられるのに形状が固定されるという感じのチューブ。
バスはたぶん音が小さいのでしょう、小さなアンプで増幅。デバイスにもいろいろ気を使っていて、演奏会慣れしている印象を持ちました。
それ以外にも、ヴァイオリン、ウクレレ、ミニタイプのグロッケン、カホン(こないだ「題名のない音楽会」でも紹介されていたからでしょうか、近くに座っていた男の子が「あっ!」と反応していましたね)、ピアノ、自転車のベルなど、曲の途中でも楽器を代えて縦横無尽に演奏していました。
作曲を専攻していた方もいるからか、アレンジも工夫されていて見事に鍵盤ハーモニカに合うように作られていました。
そしてなにより、彼女たちの表情。
HPを見ても雰囲気が伝わりますが、メンバー仲が良くて音楽を楽しんでいる感じがにじみでていました。
後で調べたら、東海地区でかなり活発に活動しているようですので、興味のある方はコンサートに足を運んでみては?
余談ですが、MCで噛んでも愛嬌があったりするのです♪
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