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2013年2月17日 (日)

真壁のひなまつりでガイドしてもらっちゃいました

2月16日に真壁へ行きました。
そう、毎年恒例のひなまつりを見に行くためです。

カミさんも一緒にりんりんロードを走ったのですが、当初の予定では土浦よりりんりんロードの始点(終点?)を出て真壁まで走ればそこそこの距離が走れると思い(そういえば、100km以上走ったのは何ヶ月前だっけ??)、早めに出発しようとは思っていたのですが前日になり『明日は風が強くなる』らしい・・・

ただでさえ風のキライなカミさんなのに、気温もかなり下がると聞いてはモチベーションだだ下がりです。

しかし、それでもこの日に決行したのにはワケがあります。それは後ほど。

そんなわけで筑波休憩所へクルマをデポし、走り始めます。

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天気は良いのですが寒いし風強いし、距離が長かったら苦行です。

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おまけに前日の雨が山頂近くでは雪になっていたようで、筑波山はうっすら雪化粧をしていました。路面もところどころ昨日の雨が凍っていたので、日陰は注意!状態ですね。

今日はRADACを出してパニアバッグつきです。
真壁の街中を歩くときに寒くないよう防寒着を持参したためと、帰りにお土産が買えるようにするためです。

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長くなりそうなので興味のある方は「続きを読む」からどうぞ。

昨年の秋に真壁に来たときも自転車を停めた真壁伝承館に到着したのが11時ころでしょうか。

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日陰だったので雪が残っています。
13:30まで2人でブラブラしたのですが、実はこの日午後から『真壁街並み案内ボランティア 』というものに応募していました。

ボランティアの方が1時間かけて真壁の街を案内してくれるのですね。
なので、この日は午前が2人ブラブラ、午後はガイドさんつきのツアーになったのでした。

さて、情報収集のために伝承館の中に入ってみると、なにやら「スタンプラリー」の文字を発見。

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「石匠の見世蔵と真壁のひなまつり」のコラボ企画のようです。
街中に下の写真のような石灯籠が点在するので、それを探してスタンプを押していくというもの。

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この石灯籠、筑波大学の学生さんがデザイン、プロの石工さんが製作したものだそうです。最近大学が地域の産業と結びついて楽しい企画が増えていますので、こちらも楽しめそうです。

集めて出来たキーワードを記入して投函すると豪華プレゼントが当たる!という。

歩き始める前に伝承館の中庭をブラブラしてると、「あれ?前回と壁の模様が違う!?」ということに気づきます。

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すっかりひなまつりモードです
しかし、このカベ、どうやって装飾したんでしょうか?ペイント??いやいや違います。

Imgp9078

お雛様の顔をアップにしてみると、なんだか、目・口が立体的ですね・・・

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と、手でつまむと口がとれちゃいました!
壁がスチール製で磁石でくっつくようになっていたんですね。みると、「こっぱでかざろう」イベントになっているようです。

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昨年はクリスマスの時期にクリツマスツリーなどでデコレーションしたようです。設計段階からアートで楽しめるような作りにしていたんですね、この建物は。スゴイな~。

ホラ、他のカベもひなまつり風になってるでしょ?

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内部の装飾も凝っていました。

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つるし雛や

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さるぼぼのつるし飾り

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和傘のデザインを募集していましたので、ウデに覚えのある方は挑戦されてみては?

さてさて、ようやく街中に繰り出しますが。
あれ?
なんかいつもとちがう?

下の写真は2009年に自転車仲間と行ったときのものです。
P3010063

それに対して16日は

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こんな感じ。

混雑していると思ったので自転車を置いて歩いたのですが、これならその必要はなかったかな?ま、お店に入るときにいちいちパークしなければいけないことを考えると良かったかな。歩行者天国では危ないしね。




結果的にボランティアの方にガイドしてもらったのは、2人でめぐったお店とかなりだぶったのですが、説明していただくとまったく違うイメージでそのお店や建物、雛人形を見ることができました。
だから2人で歩いたときの記録はしょーもないイメージだけ載せましょう。

【2人でブラブラ 午前編】

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増田酒店の雛人形。石工の多い町ですから最下段には石造りの人形がありました。ここで飲んだ甘酒(もちろんノンアルコール)はさっぱりしていて飲みやすかったです。実は103、甘酒は苦手なのですが、ココのはうまかった。

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見世蔵の2階に飾った雛人形。2階軒下にあるシートが巻いてあるのは、恐らく雨対策なのでしょうね。

Imgp9102

奥の細道もあります(笑)。入っていくと・・・

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「焼きそばはこちら」って言われてもね~
え?観るのはそこじゃない??

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奥に蔵があったんですね。こちらはたしか旅籠ふるかわさん。予約が出来れば蔵に泊まれるのですが、ひなまつり期間は、ちょっとムリ。

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階段雛が飾ってあるからね。

一寸法師をテーマにしているところもありました。

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周りはもっと凝っていたんですが、見たい方は現地へ行きましょう。3月3日まで開催されています。

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酔っ払い♪

昼食はすし兼さんで。

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カミさんはすいとん。500円也

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103はひなちらし。これにもミニサイズのすいとんがつきますよ。それで1,100円也

街並み案内の時間が迫ってきたので伝承館の近くへ戻ります。
すると目の前でコロッケのおいしそうなニオイがしてきます。
たまらずカミさんが並びましたが(お昼食べた後なのに??)残念ながらタイムアップ。

【ガイドツアー 午後編】

集合場所へ向かうと・・・

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看板と、

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名前を書いたプレートでお出迎え♪

ガイドの方は優しそうな女性。こっちは1時間で余裕のあるガイドツアーかな?と思っていたのですが、終わってみれば内容が濃くて若干早足になるほどの充実したものでした。ガイドの方にはいろいろ教わったのですが、覚えている範囲で記録しておきます。

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先ほども出ました、旅籠ふるかわさん。
奥の蔵から表通りに向かって撮った写真なのですが、真壁ではこのように『間口が狭くて奥行きが長い』街の作りになっています。
表通りから店舗・自宅・物置や納戸・が並び、最奥部に蔵があるというのが一般的な作りだそうです。
たしかにこれなら大切な先祖から伝わるモノや貴重品を奥の蔵にしまっておくということができます。いまだに真壁の街で「明治時代の雛人形が出てきたよ!」となるのは、こういう理由からでしょうか。

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こちらは橋本旅館。
普段は宿泊客が使う階段に雛人形を飾っています。

で、2階へ上がるとなんと琴の生演奏中。

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他のお客さんも巻き込んで、琴の生演奏で歌ってまいりました。
風情がありますな。

おっと、写真を撮り忘れましたが、ここにはなんと江戸時代の雛人形が展示されていました。その名も享保雛(きょうほびな)というだけあって、江戸時代の中ごろのもののようです。
なんでも雛人形のプロ(?)が見たところ、現存するものの中でも1・2を争うほど貴重なものだとか。

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田舎に行くとこういう笹にお札のようなものを挟んだモノをみかけますよね?
これが道の両端にあり、両者を結んだ線が境界線になるのですが、ココは道に対して斜めに境界線がありました。

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真壁の街中は昔ながらの城下町。当時の道幅がそのまま残っているそうですが、それにしてはずいぶん広いです。恐らく昔は絹や反物など輸送に必要な幅だったのでしょう。
その道を斜めに結ぶ境界線は今でもしっかり認識されていて、祭りのときに山車が進んでいても境界線ではピタっと止まりお伺いを立ててから、隣町に進入するそうです。

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これはある民家に残る薬医門。
写真では分かりにくいのですが、屋根部分の中心とそれを支える柱の中心がずれています。
下の絵がわかりやすいかな?

Kbutsugyoji11

この門構えだから医者の家かというと、関係ないそうです。
また、この門は数年前まで黒く汚れていたのですが、それを磨いたところ模様が浮かんできたようです。

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これとか、

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こんなのや

Imgp9138

分かりにくくてすいませんが、松竹梅が描かれているのです。
理由はどうやら木の節をキレイに隠すための手法だとか。
粋なことをやりますね。
今の時代なら、「製作に○時間かかったので、追加料金いただきます」と言われそうですね。

結局1時間の予定を、1.5倍長くしてもらいご案内していただきました。
一緒にガイドしてもらった男性がお1人いらっしゃいましたが、お互い時間の制約がなかったのでゆっくりガイダンスを聞くことができ、楽しませていただきました。

4~5回真壁には行っていますが、新しい発見ばかりでとても勉強になりました。
無料ですので、皆さんも是非利用されてはいかがでしょうか?

ただし、暖かい日は人が多くてガイドを聞くのは大変かもしれませんが。

帰りはほぼ追い風に乗り、寒いながらも快適なサイクリングを楽しめました。

あ、
もちろんスタンプラリーは完成させ、「いしおさん」に投函してきました♪

Ishio01

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コメント

真壁を満喫して来ましたね。
土曜日はあまりに北風が冷たく
マンション駐車場で
空気を入れただけで、
出撃を断念しました。
いつもながら、 素晴らしいブログ内容です。
春のたすけさんポタには参加されないんですか?

あら?4年ぶりの後ろ姿写真ありがとうございます(笑)

歓迎プレートは嬉しいですねぇ(^^)
******様
******様
は、トーサン&カーサン?
それとも2組様、ご一緒だったのかな?

あ...男性が一緒だった。と書いてありましたねm(_ _)m

私も先日 初めて「真壁のひなまつり」を見ました。
見応えあって、 時間をかけてゆっくり見たいなぁ~って思いました。
今度 家族と一緒に行ってみようと思います

のりぴーさん、アノ空気入れポイントは異常に寒いですよね。

真壁、楽しくて、でも暖かかったらもっと満喫できましたよ。
やはりひなまつりのころに行くのが良いかもしれません。

たすけさんのポタ…考え中です♪

たすけさん、久しぶりでしょ?

そ。
アノ写真にはもう御一方の名前がありましたが、やはりご夫婦で参加するはずが1人だけになってしまったようです。

あちちさん、是非街並み案内ボランティアの活用を!

でも、子供たちには退屈かな?

真壁のひなまつり、楽しそうですね。
すいとんも寒い日には格別でしょう!

酒屋さんの写真にあるビールメーカーの名前があるタイル張りの冷蔵庫が懐かしいです。(ダメですね。ひな人形よりもそちらに目が行ってしまいました。)

bunaibuさん、コメントありがとうございます。

今回のガイドつきで新しい発見がたくさんあり、行きなれたところでも新鮮に感じる・・・のは、前回たすけさんと流山ツアーした時と同じですね。

タイル張りの冷蔵庫・・・さすが見るところが違います。
ボクはその前にある『極上 吉乃川』が気になります(笑)

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