『ホーンズ 角』読了。 あれ?これも「ホーン?」
先日、RADACのハンドルを交換しましたが、駐輪場に置いたときの問題が発覚しました・・・
我孫子ののりぴーさんはご存知ですが、103のRADACはマンションの駐輪場にさりげなく保管してあります。いわゆる「機械式」の駐輪設備ですね。
先日ハンドル交換のときにも比較写真を載せましたが、こんな感じです↓
つまり、今までのドロップハンドルに比べておよそ1.4倍(当社比)の幅になってしまったわけです。
で、コイツを公共の機械式駐輪場に納めるとこんな感じになります。
こりゃ~、隣の自転車収納レールにほとんどかぶってますよ。
幸い、RADACの両隣には今のところ誰も駐輪していませんので(いえ、無理やり脅して誰も停めないように圧力を加えたりはしていませんよ)、この暴挙も誰かに迷惑をかけているわけではないので心は傷みません。
しかし、見れば見るほどこのハンドル、まるで動物の角みたいですよね。
ちょいと暗いところで撮影したので分かりにくいですが。
あれ?
角?
角といえば、こないだ読了したコレ?
と、むりやり小説の紹介に持ってきたところで、興味のある人は「続きを読む」をクリックね。
さて、ジョー・ヒルの新作です。
「誰だ?そいつは?」というヒトもいるでしょう。
ジョーは新人ですが、既に3冊が邦訳されています。
あ、すでに知っているヒトもいると思いますが、キングの息子です。
まずは、「20世紀の幽霊たち」
これは拙ブログでも2009年に紹介しています。
読み返してみると、あまり良い評価ではないですね。
可もなく不可もなく、という感じ。
ただ、「不可」ではなかったことは確か。
だからこうして新作を手に取ったわけで。
一部の作品を白石朗氏が翻訳♪
次に発表したのが「ハートシェイプト・ボックス」
こちらも白石朗氏翻訳♪
103はまだ未読です。
そしてリチャード・マシスンのトリビュート短編集、「ヒー・イズ・レジェンド」。
この中でなんと、キングとジョーが親子で共作しているのが「スロットル」。あれ?当時のブログには本作のレビューをしていませんね。でも、結構好きな作品です。
そして本作にたどり着いた103ですが、ハッキリ言いましょう。
「ホーンズ 角」は掛け値なしに素晴らしい作品だと思います。
この本を100ページまで読む前は、『短編集はまぁまぁのデキ。スロットルはオヤジとの共作だから面白かったけど、ちょっと感覚が103に合わないかな~』と思っていました。
え?それなのになぜこの本を買ったのかって?
う~ん、レコード(古い)で言えばいわゆるジャケ買い、見た目でピンと来たんです。
それとまぁ、ありがちですが、オビの文句にもそそられました。
ジョー・ヒルの最高傑作誕生!壮絶な復讐劇のすべてを、その角が知っていた
ただ一言なんですが、なぜか惹かれました。
ハイ。103がウシ好きなせいもあるかもしれません(?)
物語はまるでカフカの「変身」のような始まり方。でもこの先の展開は全く異なり、主人公に突如生えた角に他の人が触れると心の深遠に隠された罪や真実の心の声を勝手にしゃべりだし、主人公は一瞬にして相手の心を(好むと好まざるとに関わらず)読めてしまう。
そして、1年前に殺された恋人の真犯人を探し当てる・・・
というのがざっとしたストーリーです。
ただ、その物語の進め方はやはり巧みで、現在から過去、はたまた主人公の妄想にいたるまで色んな時を縦横無尽に飛び回りながら少しずつ解明されていく真実が、悲しくも素晴らしく、冒頭では鬼畜のような性格だと(わざと)思わせていた主人公も、最後にはがらっと見方が変わります。
ま、これ以上書くとネタバレになってしまいますのでやめますが、とにかく今まで「ジョー・ヒル?たいしたことないだろ?」と思っていましたが、この長編ですっかりファンになりました。
まぁ、ホラーやスプラッター小説に慣れていないヒトにはツライかもしれません。
ただ、いつも思うのですが、過激な表現はその作品の核をなすものではなく、しっかり読み解けば人間の素晴らしさやおろかさ、愛の力などを現しているものが多いのがホラー小説の特徴だと思います。
食わず嫌いではなく、じっくり鑑賞するとアナタもホラー大好きになるかもしれません。
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コメント
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103さん、こんばんは!
えっ、これはさりげなくですか?今年のマンション理事会役員の私としては、見てなっかったことでお願いしま~す。
車道での自動車の巾寄せとか、気を付けてくださいね。
50肩(私が勝手に思い込んでますが)お見舞い申し上げます。
東葛人さんも、良くなったんでしょうか?皆さん同世代(私は卒業ですか)が多いチーム東葛(笑)では通り道なんでしょうか。私は次のまだらボケに突入してますが...。
投稿: 我孫子のノリピー | 2012年9月10日 (月) 20時29分
のりぴーさん、突っ込みどころ満載のコメントありがとうございます!(笑)いや、駐輪場にデカイ顔して止めてるのは、役員に対する挑戦ぢゃありませんからね〜♪むしろ、愛のムチと呼んで(笑)
あ〜、ちなみにボクの『症候群』は決して五十肩のような恥ずかしい(笑)病気ぢゃありませんから!
えっ?東葛人さんも?(笑)
投稿: 103 | 2012年9月10日 (月) 20時46分