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2012年2月26日 (日)

『Viola de Bach !』ヴィオラアンサンブルでバッハ三昧

本日、急遽出張が入りそうになったのですが直前で予定が変更になり、『Viola de Bach ~ヴィオラアンサンブルでバッハ三昧~』という演奏を聴く機会に恵まれました。

場所は四ツ谷にある絵本塾ホールです。

Imgp4153

なんだか普通のマンションにも見えますが。

Imgp4154

ほ~。クリエイティブスペースってか。

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だいぶ前から楽しみにしていた「バッハ三昧」の見慣れたロゴが出迎えてくれます。

会場に入ると、こじんまりしたホールで演奏者自らが席へ案内してくれます。(後で知ったのですが)
全部で100席あるかないかという大きさでしたが、開場時間の15分後に着いたのに既にほぼ満席です。
で、奏者の方に通された席は最前列!
もしかすると友人やご家族の方もいるだろうに、こんな前に陣取らせてもらって恐縮しながら開演を待ちます。

あ。

このコンサートを心待ちしていた理由。まだ説明していませんでしたね。
まず、第1に「バッハの曲を演奏する」ということ。
クラシックの作曲家の中では最も好きなヒトですから(いや、そんなに耳が肥えてるわけじゃないけどね 汗)。

そして、プログラム中に「ブランデンブルク協奏曲」があること。これはもうマイフェイヴァリットソングですから。RIOTと肩を並べるぐらい(爆)

第3の理由は室内楽であること。
例えば一番良く行く機会がある松戸の森のホール21はそりゃもうデッカイ大ホール。毎年聴く(昨年は仕事で行けなかったけど )文京シビックホールの第九もデカイデカイ。
柏の文化会館だって小さくないぞ、古いけど(苦笑)。
で、今回はヴィオラだけで演奏されるバッハでしょ。会場の様子もなんとなく小さそうでしょ。室内楽って、基本的に演奏者に近いし、音のディテールが良く聞こえるし(演奏するほうにとっては酷?)、もうそりゃぁ「ライブ!」って感じがするじゃないですか。

Imgp4156

そんなわけで、開場入りするやいなやその小規模さに期待度アップ。おまけに最前列でドキドキです。

そんでもって、さぁ開幕です!

まずはのっけから大好きなこの曲

【ブランデンブルク協奏曲第3番より 第一楽章】
コンサートの様子を録画するわけには行きませんので、代わりの映像をYoutubeからお借りします。
ただ、さすがにヴィオラだけで演奏している映像はなかったので、ヴァイオリン、コントラバス、チェロ、ハープシコード(?)などのフルオケの演奏で第3楽章までありますが、ご勘弁を。



なんせ楽器編成が違うので、音の感じは全然違います。
ヴィオラ4本で演奏されたのですが、もう当たり前のように全員が異なるパートでひとつひとつの音が絡み合い、重なって、バッハ特有の「単音ではダサいフレーズも重なると荘厳になる」という素晴らしいサウンドになります。

もう、この1曲目の出だしだけで感動してしまいました。

【平均律クラヴィーア曲集第1巻より 前奏曲とフーガ第2番】

これはもともとピアノ練習曲?だよね。
それをヴィオラでトライするところがすごい。
ただ、やはり動画を探してもピアノばっかり。
とりあえずこれを↓アップしておくので参考にしてください。
ただ、ヴィオラ奏者4人による演奏は全然雰囲気が違います。



特に最初のスタッカートの部分は楽器が違うとこんなにも雰囲気が変わるんだな~。
そしてフーガに入ると、これまたメロディの絡み合いですが、聴いてて心地よい。
ま、しょせんボクは素人ですからその筋のヒトが聴けば違う印象を持つのかも知れませんが。

【ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ 第1番】
そもそも題名に~チェンバロのための~と謳っている曲を選ぶところからして面白いですね。
チャレンジャーというか。

で。
やはり動画を探したのですが、コレは雰囲気的に近いのかな?と。


いただいたプログラムに記載されている内容によると、もともとは「2つのフルートと通奏低音のためのソナタ」。なるほど、この音源はそれに近いわけですね。

で。

ここまでの3曲で前半終了。
この日のコンサートは8人のヴィオラ奏者が入れ替わり演奏するのですが、全体を牛耳っている(笑)のは前田さんというステキな女性。プログラムに各メンバーの「座右の銘」が記載されていますが、彼女のそれは『ヒマと言い訳は自分で作る』です。
各メンバーをまとめるだけでなく、ムードメーカーとしてMCだけでなくメンバーを取りまとめている姉さん女房的な(失礼!)存在のような気がします。

男性2人、女性6人が後半3曲を演奏。
最後の曲はシャコンヌを野平一郎氏がヴィオラ四重奏に編んだものがこの「トランスフォルマシオン」。最後の曲は8人全員で演奏し、かつアンコールも唯一8人で演奏したこの曲の後半を演奏してフィニッシュ。

演者とオーディエンスの距離の近さはもとより、室内楽の醍醐味、細かな部分や大音量のときの心地よさなど、堪能させていただきました。

やはりクラシックは万人がどこかで聴いたことがあり、かつその演奏技法を見るだけでも楽しめる息の長い娯楽ですね。

出来ればこんなコンサートをまた聴きに行きたいものです。

出来れば無料もしくは格安で!(爆)
いや、冗談ではなく、こんな素晴らしい演奏を無料で聴けるのですから素晴らしいですよね。

最後に、以前も紹介しましたがクラシック音楽をまるでゲーム感覚で楽しく魅せる動画がありますが、その中から改めて「ブランデンブルク」をお楽しみください。見てるだけでも面白いです。

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コメント

こんばんは~。
10さんみたいにうんちくは語れませんし知ってる曲もごく少数ですが、私もバッハかなり好きです。
単純なのに複雑で美しいですよね~。
ビオラだけのアンサンブルって珍しいですね。バイオリンほど高音が耳につかず耳障りが良さそうな気がしますが、実際はどうでしたか?

しかし、色々な演奏会を見つけてくる10さんの情報取集能力は本当にすごいですね。

J.S.BACH、いいですよね。
私の持っているバッハのCDは、チェンバロ曲がほとんどです。ブランデンブルク協奏曲はイ・ムジチより先日亡くなったレオンハルトの方が好みです。
ちなみに私のフェイヴァリットは、ゴルトベルク変奏曲と鬼塚ちひろです。

「Viola de Bach!」の首謀者こと前田です。
昨日はご来場ありがとうございました!
お楽しみいただけたようでなによりです。
(ただし、姉さん女房ではなく、8人のなかではむしろいじられキャラなのですが…笑)
今回はヴィオラアンサンブルでしたが、年1~2回のペースで、いろいろな編成の室内楽自主公演をやっています。
また機会がありましたらよろしくお願いします。

みくまさん、どうもです。
いや、ボクもうんちく、語れません。
下手の横好きといいますか、ただ「聴いていて気持ちいい」のです。

でも、こういう演奏会、感性豊かな子供のうちから聴いておけばよかったなと今でも後悔することしきりです。

ウチの娘は手遅れですし、出来れば双子ちゃんには「ホンモノ」に接する機会をあげてください。

もちろん自転車乗りの「ホンモノ」といえばTEAM STROLLERですね

emoさんもバッハファンだったんですね~♪

あ~。
チェンバロの音も好きですね。
というか、ボクは今回じっくり聞くまでヴィオラの音がこんなに深みがあるとは思いませんでした。
やっぱり「ホンモノ」を聴くと違いますね。
あ、「ホンモノ」といえばTEAM STRO・・・(以下自粛)

まる@びよらさん、コメントありがとうございます!

やっぱりアナタが首謀者(笑)だったんですね。
大変楽しませていただきました。
そしてメンバーの皆さん(特に前田さん♪)が演奏中に楽しそうに(難しいはずなのに・・・)笑っているのを見て、すごくうらやましく思いました。

室内楽自主公演、今後も楽しみにしています

103さん、こんばんは。
行ってみたかったんですよ!このコンサート。
余裕というか、都合が付かず断念しました。
これからも事前情報をよろしくお願いします。

bunaibuさん、コメントありがとうございます。

いや~、かなり良かったですよ。
こういう良質な小規模演奏会と言うのがもっとポピュラーになって、身近で見られるようになるといいですね。

また機会がありましたらご一緒しましょう。

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