ドイター レースEXPエアー 2年に及ぶインプレ?
本日(1月14日)は風がすごかったですね~。40km弱走りましたが、時速15km~45kmまで幅広い速度で走ることが出来ました。
いや、ほとんど向かい風でのろのろ走行でしたけどね┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~
さて、先日のいんざい七福神ポタでボクのデイパックに興味を持った方が複数いらっしゃいました。
ドイターのレースEXPエアーという製品です。
メーカーの紹介ページを見ると以下のような特徴が書いてあります。
* ドイター アドバンスト エアコンフォートシステム : 荷物と背中の間に空間を作り風通しを良くする。
* レインカバー内臓
* ヘルメットホルダー
* チェストストラップ
* サイドメッシュ&フロントポケット
* エクスパンダブル
* 容量 : 12+3リットル
でもね。
モノを売るためには多少なりとも「誇大広告」的にアピールする必要があったりもしますから、メーカーの主張をそのまま信じちゃいけません(笑)。
そこで、既に2年以上使っている103が辛口評価を下しちゃうよ~♪
おっと、その前に購入したてのころのインプレはコチラを参照してください。
なんだか、良い評価しかしていませんね。
では、それぞれの特徴について見ていきましょう。
図を見ると分かるように、背中が接触するのはメッシュの部分のみ。その後ろには空間があってデイパックが直接背中に接触しません。
このシステム、容易に想像できると思いますが暖かい時期に真価を発揮します。
昔使っていた普通のデイパックはもうムレムレで、背中は汗だく。
いえ、真夏はいいのです。接触していなくたってどうせ体中汗まみれなんですから。
それよりも春や秋など、比較的涼しい時期。
自転車を漕いでいるときは汗をかいても、休憩や食事のときに汗が引きますよね。
そのときにシャツの背中部分がびっしょり濡れていると、カラダが冷えたりデイパックを再び背負うときに不快感を感じます。
それがこのシステムではほとんど感じられません。
逆に背中の通気性が良いと冬寒くないかな?と買う前に思っていました。
しかし、これも自転車というカラダが非常に温まりやすいスポーツをしていると気になりません。
それと、寒い時期にはウェアー(特に上半身のアウター)を特にウィンドブレイク可能な素材にしていますよね?
そうです。冬はもともと寒くない格好をしているので気にならないのです。
そうそう。
ストラップについても書いておきましょう。
写真のように肩に接する部分もメッシュになっています。
正直、これでも暑い時期は汗をかきます。
特に肩の上部で重量がかかるところはどうしても。
ま、それでも非メッシュ生地の製品に比べれば雲泥の差です。
【レインカバーについて】
できればあまりお世話になりたくない機能ですが、長距離のツーリングやにわか雨の際には威力を発揮します。
デイパックを下から眺めると目立ちにくい場所に収納ジッパーがあります。
雨が落ちてきたら安全な場所に自転車を止めて迅速にジッパーを開けちゃえ!
さすれば、雨の時でも視認性の高い黄色いカバーが現れます。
まるでピッカピカの1年生のランドセルのようですな。
ちなみに、通常状態で背面には反射素材で出来たオビがあります。
夜はクルマのライトを受けて、「自転車いるよ~!気をつけて~!」という自己主張をしているハズ。
でも、レインカバーをかぶせちゃったら見えなくなっちゃうので、代わりにドイターのロゴがしっかり自己主張代行します(ハズ)。
ま、数回しか使ったことはありませんが、十分な大きさがあるので中のダイヂなモノが濡れることはないでしょう。
加えて先ほどのメッシュストラップは合成樹脂で出来ているので水分を含んで重くなることもありませんよ。
【ヘルメットホルダー】
普段はアタマを守るために必要なヘルメットも、輪行するときなどには邪魔になりますね。いや、すっかり自転車の格好に慣れてしまってヘルメットかぶったまま公共交通機関を利用するのに抵抗を感じない人は別ですけど。
さて、コイツのヘルメットホルダーは昔のオバアチャンが黒いアミアミを頭にかぶせていたような、そんな材質のホルダーを収納しています。
先ほどのレインカバー収納ポケットよりちょっと上にあるので、取り出しやすいですね。
こんな感じでアミアミさんを取り出します。
ヘルメットをかぶせるようにして、
アミアミについているフックを本体の耳に引っ掛けます。
こんな感じです。
ヘルメットは額の部分を下にしないとキツクてフックに引っ掛けにくいですよ。
この機能は歩くときにヘルメットを落としたり、どこかにぶつける心配が少なくなりますから(手ぶらにもなるしね)便利ですが、ひとつ難点があります。
それは、デイパックの中に柔らかいものを入れておくと圧迫されるということです。
実際、休日の朝など子供たちのブランチ用にクーロンヌなどで焼きたてパンを買うことがあるのですが、そういう材質ものはヘルメットに圧迫されることによりアンパンが「アンはみ出しパン」に、チョココロネなどは「チクワとチョコ」状態になってしまうことがあるので注意が必要です。
ストラップについている固定具。
こうして左右接続することによりダンシングしてもデイパックが揺れにくいので、ペダリングに集中できます。
その固定具は任意の高さにすることができるので、体格や荷物の詰まり具合にあわせてベストポジションに出来ます。
ね。
上の写真と比べると分かるでしょ。
ちなみに調整できるのはおよそ13cm。
使っているうちに固定具がバカになって振動で落ちちゃうかな~と思いましたが、コレ、大丈夫です。
【サイドメッシュ&フロントポケット】
え~と、サイドメッシュってのはたぶんストラップのメッシュのことでしょうね。
フロントポケットは、ま、背負ってる人から見れば「裏側」だね。
冒頭の写真でいうと、ちょうど製品のロゴがある部分にポケットがあります。
ジッパーを開けると上の写真のように内ポケット(中身が見えるようにメッシュになっています)とフックつきのストラップが見えます。
103は良く自転車乗車中には必要のない自宅の鍵などを引っ掛けておきます。
【エクスパンダブル】
容量は12+3リットルですが、ハッキリ言ってこれはあまりたくさんの荷物が入りません。
荷物の出し入れをするジッパーはホックつきでこれを止めておけば勝手に空いちゃうことはありません。ま、今までホックを止めなくても中身が散乱したことはありませんけどね。
で、このジッパーとは別にもうひとつジッパーがあります。
これを開放すれば若干容量が増えますが、ほんのわずかです。
ま、基本的にたくさんの荷物を背中に背負うのは良くないので(特に長距離)、荷物が多そうなときはパニアバッグを併用するのがいいでしょう。
あ、そうそう。
荷室のジッパーを開けると、ココにもポケットがありますよ。
ちょうどドイターロゴの裏側ですね。
ココもメッシュになっているので中身が分かりやすいです。103は小銭やリップクリーム(冬は唇が乾燥するんです)を入れることが多いですね。
【H2Oシステム】
実は荷室の中は二重になっています。
あ、オレンジのはベルクロでワッカ状のものを引っ掛けられます。
このちょっと細長いポケットには本来コイツ↓を入れるんでしょうね。
水分補給用のストリーマーです。
チューブはこうして・・・
背面から出して・・・
ストラップに這わせてベルクロで固定できます。
ま、MTBでハードな道を走りながら水を飲みたいときには使えますが、普通のサイクリングではボトルケージで十分ですね。
ストリーマーも高価ですし
【サイドポケット】
本体の両脇にはやはりメッシュのポケットがあります。
103は常に片方に携帯電話、反対側にデジカメを入れています(左右の位置も決まっています)。
ところが、このメッシュ部分、ゴムで出来ています。
いや、デイパックを背負ったまま携帯を出し入れするには便利なんですけど、長時間使っているとこんな風に↓ゴムが伸びて、おじいちゃんのパンツにようにベロンベロンになります。
こいつは経年変化で仕方がないですかね。
【横ずれ防止パッド】
正式名称は分かりませんが、コレ↓です。
エアコンフォートシステムはとてもよいのですが、デイパックが背中から離れているので(最初使い始めたころは違和感がありました)、「座り」があまり良くないです。
で、このパッドが腰を回り込むようにして左右のずれを抑えてくれます。
先のチェストストラップと併せて、フィット感の向上に役立っています。
背負っているところがないと意味がないかと思い、カミさんをモデルにして実際に使っているところを撮影してみました。
荷物が入っていないので若干つぶれ気味ですが、背中のウラに隙間があるの、分かりますか?
ヘルメットを収納しても両手が使えるのはいいですよ。
最後に、103は御徒町のOD-BOXで定価の1割引で買いましたが、通信販売のほうが今は安そうですね。某ポンド建てのサイトでは¥7,000(+諸経費)!?
※ 2017/9/3 追記
その後本デイパックを使い続け、およそ8年使用しての感想をこちらへアップしました。
製造元とは一切関係ない感想で、良い点・そうでない点ともに正直に書いたつもりです。
今後同社製品の購入する際、参考になれば嬉しいです。
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コメント
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ドイターのバッグはなかなか良くできていますね。
私はスーパーバイクSLを使い始めて4年以上が経ちましたが、サイドポケットのゴムは、103さんの写真と同じように、使い始めて直ぐに伸びてしまいました。今の製品は改良されているのかな~。なんて想っています。
昨年からスーパーバイクSLよりも小型でシンプルなものが欲しいと思っているのですが、最近、特に使う機会(自転車で出掛けることが)少ないのでためらっています(笑)。
投稿: bunaibu | 2012年1月15日 (日) 09時28分
こんばんわ。先日はお付き合いいただきありがとうございます。
このバックは私も一泊旅行の時などに使用しておりまして、非常に満足しております。通常は一回り小さなドイターリュックなんですけどね。詳細な説明は、これから購入する人に非常に参考になると思います。
投稿: kincyan | 2012年1月15日 (日) 18時08分
bunaibuさん、コメントありがとうございます。
ゴムの劣化はダメですね~。
イマドキだから、ナノテクで温度変化や経年変化に強いゴムができるといいですね。
シンプルなデイパックだと、最近流行のランナーが使っているものが軽くて良さそうですが、残念ながらメーカー、型式など全然知識がありません
投稿: 103 | 2012年1月15日 (日) 18時24分
kincyanさん、こちらこそ楽しい夜であっという間にお開きになってしまったのが悔しいくらいです。
そうですね、自転車だけでなくデイパックは普段の小旅行にもいいですし、ボクは現場仕事の出張にも時々活用しています。
投稿: 103 | 2012年1月15日 (日) 18時26分
先日はありがとうございました。
興味を持った一人です。
レポートを拝見してその機能性に納得しました。
特にヘルメットホルダーは輪行時にいいですねぇ。
潰れたパンの情景にはコーヒーを吹いてしまいました。
あとは色と買うタイミングですね。
助かりました、感謝します。
投稿: テガ | 2012年1月20日 (金) 11時25分
テガさん、コメントありがとうございます。
そうですね。
エントリーに記載するのを忘れましたが、色のバリエーションが少ないのはひとつの難点ですね。
ま、機能的にはほぼ満足していますので、ご検討の参考になれば幸いです。
投稿: 103 | 2012年1月22日 (日) 08時30分