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2011年5月16日 (月)

松戸シティフィルの定期コンサートに行きました。すんげぇ感動!

本日、5月15日は松戸シティフィルハーモニー管弦楽団による第32回定期演奏会に自転車で行ってきました。強風だったけど(笑)。

Chirashil

これがね~、前回12月に見た第九(他)以上に楽しめました。

だって、ペール・ギュント、好きなんだもん。

【曲目解説】

同管弦楽団のパンフレットは毎回(と言っても、まだ2回目ですが・・・)同じようなフォーマットで作られていますが、団員の方が自ら曲の解説を書いてくださっています。その中から抜粋してみます。

≪グリーグ作曲/劇音楽「ペール・ギュント」より≫

ノルウェーのイプセンによる劇詩「ペール・ギュント」。グリーグに劇音楽の作曲を依頼したが、当初自分の作風とは合わないという理由で乗り気ではなかった。しかし謝礼額(やっぱり)と民族的な作品に対する思いから引き受ける。

クラシックに縁のない人でも、「山の魔王の宮殿(広間)にて」とか、「朝のすがすがしさ」なんかは有名だから聞いたことがあるはずです。

特に「山の~」はHELLOWEENがライブで演奏したり、RAINBOWがカバーしたりと、ロックが好きな人にもお馴染みですね。

クラシックでも交響曲などは主題がいくつかあっても一般の人が知っているのは第2楽章のココだけとか、全曲馴染みがあるというケースは少ないですよね。本作は全てとは言わないまでも、かなりの確率で「あ、これ、聞いたことある」となるケースが多いのではないでしょうか。カミさんも楽しめたようです。

≪ブラームス作曲/交響曲第1番 ハ長調作品68≫

ブラームスはバッハ、ベートーヴェンと共にドイツ音楽における「三大B」とされる、とても有名な作曲家・指揮者・ピアニストです。ベートーヴェン第九の後に交響曲とはどうあるべきか悩んだのでしょうか、着想から完成まで21年も費やし、集中して取り組んだ期間も5年間という、ものすごい時間をかけて作られています。

え~、103的にはブラームス、恥ずかしながら交響曲第1番を知ったのはここ数年です。もっとも良く知るのは「ハンガリー舞曲」だったりするわけです。彼の代表作とも言われる第1番、知ったきっかけはのだめカンタービレでした(笑)。

主人公のだめの恋人、千秋がこの曲を沈痛な面持ちで指揮し始めるところが印象に残っていますし、テレビドラマ化なんかされると何回も繰り返しプレイバックされるので、イヤでも覚えます。

【当日の演奏 他について】

松戸シティフィルの前身松戸市民交響楽団が結成されたのが1969年ですから、そこそこ歴史のある楽団です。確かに毎回森のホール21を借りた定期演奏会を行うことが出来るわけですから、地元に根付いた楽団なのでしょう。

しかし、だからこそというべきか、やはり観客の一部は「団員の家族」という雰囲気が残っています。いえ、それ自体は良いことだと思うのですが、近くに座っていた年配の男性が演奏中にチラシをめくる音が気になったりしたので、記録のために記しておきます。ま、出来ればステージ上の音に集中させていただきたいものです。

ちょっと辛口になりましたが、今日の演奏、感動しました!

この日は2曲ともヴァイオリンの演奏が良かったような気がします。ペールギュントの冒頭では他の楽器で主題を奏でるところで、まるで森の中に立ち込める霧のように静かだけどしっかりとした存在感で曲の雰囲気を醸し出します。

大好きなフレーズがある「山の魔王の宮殿(広間)にて」では、パッシブ奏法?ピチカート奏法?というのかな?弦を指でつまんで音を出すというアレ。効果的で、早いフレーズなのに細かい音まで聞きやすくて(席がステージに近いというのもありましたが)良かったです。

ついでといってはなんですが、103の大好きなクラシックに影響を受けたRAINBOW(というよりリッチー)による本作のカバー曲、「Hall of the Mountain King」の映像もどうぞ。ディープパープル時代からクラシックのフレーズを随所に盛り込むことはありましたが、ちゃんとした曲を作り上げたのはめずらしいですよね。その昔「Difficult to Cure」ってのもありましたが。

そして、「朝のすがすがしさ」。フルート、オーボエ、クラリネットそれぞれの音色を生かして交互に奏でられるあのメロディー。ストーリーの中ではアフリカの朝を表現しているそうですが、どうも、グリーグはアフリカに行ったことがなかったそうです(苦笑)。で、一生懸命想像して作曲したらしいんですけど、これはどうみても(聞いても)北欧の朝ですな

ま、でも、とにかく大好きなフレーズです。

オリジナルは確か20数曲だから、とても全部は演奏しきれないので抜粋になるわけですが、全然飽きさせない構成と演奏で堪能いたしました。

10分ほどの休憩を挟んでブラームスです。

冒頭から重々しい雰囲気です(笑)。

思い出すのは「のだめ」なんですが、曲が進むとどんどん表情が変わります。それに併せて今回の指揮者である松沼俊彦氏は(背中だけ見ていても)すごく情熱的で動静の分かりやすい振り方をされていました。

なんだか、前回の第九のときとはオーケストラ全体の表情まで違って見えます。もしかすると座った場所が以前は3階席だったので、そのせいもあるのかもしれませんが。

実は今回、カミさんと2人で自転車で会場まで行きました。なんたって普段は手賀沼とか利根川とか、クルマのいないサイクリングロードばっかり走っているので、一部クルマの通りの激しい道を走っただけで、精神的に疲れてしまいました。

素晴らしい演奏の余韻に浸りながら疲れたカラダ(とココロ)を癒しながらそろそろベッドに入ります。いや~、それにしても良いコンサートでした。次回は9月にワーナーとマーラー、12月にはオルフの「カルミナ・ブラーナ」!こちらも期待です。あ、オルフは市民コンサートだから合唱もつくのですね。

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コメント

どうもです~~~!
お休みのところ、足をお運びくださいましてありがとうございました~~~<(__)>

NOBさん、コメントありがとうございます。
楽しくていくらでも足を運びたい気分です~♪

この記事へのコメントは終了しました。

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