たぶん。生まれて初めて、展覧会のハシゴです
新作、アンダー・ザ・ドームの発表を機に、キング熱が高ぶっている103です。
【送料無料選択可!】アンダー・ザ・ドーム 上 (単行本・ムック) / スティーヴン・キング/著 白石朗/訳 |
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そこで今日はキングにまつわる作品を手がけている個展に行ってきました。
まず向かったのは銀座です。
Layeredというのはイラストレーターなどのグラフィックソフトを使っている人はお馴染みの「いろんな線、色等をいくつかの(仮想の)紙に別々に描いて重ねていく」ことです。
ボクの仕事である、卵の業界では「鶏が産卵するため巣に横たわること」をLayというので、なんだかそれだけで共感がもてます。
しかしまぁ、当然、産卵は松尾さんには全然関係ないわけで
彼女の作品の特徴のひとつを表している言葉が今日もらってきたパンフレットにありましたので一部引用させていただきます。
彼女の作品は、さまざまなレイヤーを持ちその魅力を放つ。それは”絵を決定できるモチーフの配置、あるいは色調が重層的”ということだが、”原画にテキストのレイヤーが重なって世に出る”という作品の使われ方の特徴とも言える。
それでは、作品の撮影OKの個展の内容をご紹介。
個展会場はPOLAビルの3階。エレベーターに乗ろうとすると個展のポスターが出迎えてくれます。そんなに目立つ感じではないので、見過ごしてしまった方も多いのでは?
エレベーターを降り、その向こうで我々を迎えてくれたのはクライマーズハイの表紙になった作品ですね。その存在感に圧倒されました。ど~ん!と現れていろんな色で表現されている山が迫ってきます。
近寄ってみるとなんとなく「他の作品とは違う」と思っていた”個性”が際立って見えてきます。
全部紹介するわけにはいかないので一部だけ紹介しましょうか。
リーシーの物語から。
これを読んだ人ならこの”道”がどこへ続いているのかと考えると・・・思わずニヤリとしちゃいます。
カエルです。藤の花でしょうか、色のコントラストがいい感じです。
手賀沼にも”住み着いて”いる白鳥。からだの立体感を白と灰色で表現しています。見事。
あと面白かったのはこの展示。写真に撮っても絶対に意味不明の作品に見えるだろうと思ったら、やっぱり意味不明でした。
コレ、分かるかな~。アニメで使うセル画のようなシートの親玉に背景を数枚に分けて、メインの被写体を別のセル画に描いて、向こう側から照明を当てて重ねてみる作品です。
自分の目で見ると『お~、スゲー!』となるのですが、写真では限界がありますね。でも、まさに「Layered」な作品であることはお分かりいただけると思います。
カミさんは「この人の絵を描いたてぬぐいがあったらいいな」と言っていましたが、同じように考える人がいるんですね。最後に受付の近くを見たらハンカチ(ハンドタオル?)の販売をしていました。
さぁ、次は青山を目指します。
外苑前から地上に出たときは雨が降っていたのですが、通り雨っぽいのでしばらく雨宿りをしてから会場へ。今度は、
『ILLUSTRATED by SHINSAKU FUJITA』です。
まずはメイン会場であるギャラリーハウス MAYA に。
小さい会場ですが既に数人の人が中にいます。こちらは撮影OKかどうか分からなかったので、外から控えめに。
こちらのメイン展示は、藤田氏の絵本「ちいさなまち」の作品。
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まさにちいさなまちでの小さな出来事ですが、なんだかスケールの大きい世界を感じさせます。彼のほかの作品でも、構図はシンプルながらちょっとしたストーリーのヒントになるものをちょいと忍ばせてみたりと、なかなか曲者的な(褒め言葉)遊びがちりばめられています。
彼の最新作でつい先日世に出たばかりのキング作品「アンダー・ザ・ドーム」 新刊がちゃんと置いてあります。あ~、やっぱりリアル本屋で買えばよかったかな~。そうすればいまごろ手元にあったのに。これじゃあ蛇の生殺しだよ(笑)。
やはりキング作品のオリジナルを見たい103、別館にあるギャラリーハウスMAYA2へ。
いいね~、この雰囲気。半地下にある部屋の重い扉を開けて中に入ると・・・ココにもキング新刊が!(爆)
いやいや、もちろんアンダー・ザ・ドームの原画もあります。作品の内容は既に知っていますが、ストーリーの進行の中に出てくるエピソードにからむ小ネタも当然藤田氏は描いているでしょうが、残念ながら読んでないので分かりませんっ!
事前にTwitter情報で藤田氏が今日は夜まで会場にいるとのウワサを入手していたのですが、顔を知りません(爆)。恐らくMAYA2にいた方がそうだと思うのですが、内気な103はとうとう声をかけることが出来ませんでした。
しかし、スタンド・バイ・ミー、骨の袋、ザ・スタンド、悪霊の島などの作品もさることながら、圧巻だったのはドリーム・キャッチャーですね。
作品自体が大きいからばかりではなく、緻密な筆致(例えば雪の描きかたでアノ日の強い雪を表現しているところなど)もよ~く見ることが出来たし、4冊分の作品を1枚のキャンバスとして見るとこれはまた新鮮な雰囲気を楽しめるというものです。
もちろん他の小説に提供した作品も楽しみましたが、やっぱりのめりこんでいるキング作品での表現を見るとストーリーが思い出されて、絵の力ってのはすごいな~と感じました。
ちなみに、ココの展示で自転車に関連する作品がありました。やはりキングの作品「ゴールデンボーイ」の表紙になった作品です。
ちなみに103が持っている本は古いので、こんな表紙です。
こうしてみると、カバー違いの本も欲しくなりますね~。
ちなみに、こちらの個展では藤田氏作品のポストカードをもらっちゃいました!
これは確か不眠症の表紙ですね。
キングファンでまだ足を運んでいない人は、このポストカードをもらいに行くだけでも価値ありですよ。もちろん作品も楽しめますよ~。こちらの展示は4月30日(明日)までなので、お早めに。(って最終日の前日に行った人間に言われたくないよね)
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