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2011年4月20日 (水)

<意識>とは何だろうか? 脳の来歴、知覚の錯誤 読了。

 〈意識〉とは何だろうか 脳の来歴、知覚の錯誤 〈意識〉とは何だろうか 脳の来歴、知覚の錯誤
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この本は読むのに時間がかかりました。キングの作品とは全く別の意味で。

実はこの本、全くの偶然から読むことになったのですが。

というのも、103が通勤に使っている会社の最寄り駅は「湯島」。ところが、ちょいと前から「ヒト駅歩いて電車に乗ろう」運動を実行しているため、「根津」駅から電車に乗ることが多かった。

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で。改札を抜けるとまず目に入るのが『根津メトロ文庫』。恐らく駅の利用者が読み終わった本を持ち寄って駅の構内に保管しているのでしょう。そこで借りた本なので貸し出しカードもなけりゃ、貸し出し期限もありません。

カバー折込部分に書いてあった紹介文(?)は以下の通りです。

「心」とは意識のことか。意識プラス無意識か。では意識とは何なのか。「錯誤」を手がかりに、脳・認知科学の最前線から、「心の全体像」へ迫る快著。

目次を見てみると大体本書の内容がつかめるだろうか?

はじめに-脳と心の全体像

第1章  錯誤とは何か

第2章  脳の「来歴」-錯誤から浮き彫りにされるもの

第3章  心とからだの他者-連動する脳と世界

第4章  意識と無意識のありか-心の全体像

第5章  人間観と倫理

なんとなくとっつきにくい内容のように感じられますが、実際に読んでみると分かりやすく順序だててあるのがわかります。

103が共感できたのは以下の点。

① 「錯誤」は感覚器官だけでなく「脳」とその来歴が影響していること

② 「脳」と「身体」と「環境」は関係しあって、個体の「感覚」が形作られていくこと

そして、最終的には生物は遺伝的特質に左右されるのか。それとも、脳に?環境に?という問いに対して著者(下條伸輔)が導き出した答えが面白い。まるで、哲学とブッダの教えとSFがごちゃ混ぜになったようだ。

本書を読みたいヒトは根津までどうぞ(笑)。

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