ゲージツの秋っすから。
10のぞろ目の日、白井市文化会館で鎌ヶ谷フィルハーモニック管弦楽団の定期演奏会を見てきました。
かねてより、無料(あるいは格安)のクラシックコンサートを見つけては、自分の好きな曲を演奏する(そして行きやすい)公演をみつけては観にいっています。毎回自分の中で『これを演奏するなら行くべし!』という曲がもちろんあるのですが、今回のそれはムソルグスキーのはげ山の一夜です。
あのおどろおどろしい曲調は、聴けばすぐに覚えますし、もちろん超有名曲なのでどこかで一度は聴いたことがあるでしょう。
よく言われるのは、ディズニーの映画(?)『ファンタジア』で使用されていることです。
いまさら説明するまでもないかもですが、この映画はオムニバス形式になっていて、そのうちのひとつがミッキーマウスによる「魔法使いの弟子」ストーリーです。
まだ駆け出しの魔法使いが仕事をさぼろうとして魔法を使うが、そのうちコントロールが効かなくなってあやしい展開になっていく・・・というクライマックスの部分で使われるのが『はげ山の一夜』なのですが、この曲のアノ緊張感、どう表現するのか楽しみでした。
このテの楽団って、どこからプロでどこからアマなのか良くわからないのですが(恥)、103が良くみる無料(もしくは格安の)公演で演奏されるレベルから考えると、この楽団はかなり上手(失礼!)でした。
というのも1曲目のお目当ての演奏が始まるや否や、その音の重厚さと正確さにぶっ飛びました。公演が終わってみるとカミさんも同じ印象を持ったようで、『いや~すごかったよね!』と若干興奮気味でした。
ほんの少しだけラッパのミスノートが気になりましたが、全体のまとまりは良くてヴァイオリンのユニゾンなんか、技術的に難しい曲にも関わらずすごくシンクロしていて、聞いてて気持ちよかったです。
たたみかけるようにして唖然としている間に終わってしまいましたが、2曲目の「だったん人の踊り」も勝るとも劣らない超絶技巧曲で、魅せます。そういえばこの曲が収録されているCD持ってました。超有名曲というほどではないかも知れませんが、これも良く聞く曲です。いや、一般的には曲名に馴染みがないだけで結構知ってる人が多いかも。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ・・・これでもかというくらい早い運指でたたみかけます。
その後15分の休憩を挟んで、チャイコフスキーの悲愴です。参りました。楽章ごとにかなり印象の変わる曲ですが、緩急織り交ぜてうまく料理し、クライマックスの大迫力たるや昨晩地上波で放映されたインディジョーンズの5倍はスペクタクルでしたね!
すっかり「鎌フィル」のファンになってしまいましたので、次回来年の1月に開催される野田市文化会館での『第九』も聴きたくなっています。
追記:おっと、アンコールの「くるみ割り人形」からの小曲、楽しめました。
« りんりん | トップページ | こんな季節なのに焼けました~~ »
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
あっ、そうですか?
この手の演奏会がおすきですか?
チケット手配しますか?
投稿: NOB | 2010年10月11日 (月) 18時00分
NOBさん、曲にもよりますが(そんなにマニアではないので・・・)、安く(またはタダで)良い演奏を聞くことが出来れば大歓迎で~す。
手配、よろしくお願いします
投稿: 103 | 2010年10月14日 (木) 12時24分