『ヒー・イズ・レジェンド』読了。
ヒー・イズ・レジェンド (小学館文庫) 著者:ジョー・ヒル,スティーヴン・キング,F・ポール・ウィルソン |
裏表紙の作品紹介を記しておこう。
リチャード・マシスンの凄さをわかってほしい-スティーヴン・キングやディーン・クーンツが畏敬する巨匠と言えば、わかるだろうか。それとも、スピルバーグのデビュー作「激突!」、「アイ・アム・レジェンド」「ヘルハウス」「ある日どこかで」等の名作映画の原作や脚本を書いたといえば、驚いてもらえるだろうか。
本書は、そのマシスンの作品にインスパイアされ、人気作家が競作したトリビュート本である。スティーヴン・キング&ジョー・ヒルの父子が「激突!」を親子版で描く。そのほか、「アイ・アム・レジェンド」の前日譚や、地獄の家(ヘル・ハウス)の序章等々、驚異の力作ぞろいだ。
たいていこのテの短編集は「編者」がいて、「こんな作品集にしよう!」というコンセプトのもといろんな作家に声をかけていくのだが(と思うが)、この作品はもしかすると各作家が『オレにも書かせろ!』と競って書いているような雰囲気である。
実はリチャード・マシスンの作品は(たぶん)読んだことがないのだが、まるで原作に勝るとも劣らないような(と、瀬名秀明の解説に書いてある 苦笑)良質の作品が揃っている。
これを読めばマシスン原作を読みたくなるのはもちろん、今話題のマシスン原作の『運命のボタン』などの映画も見たくなります。
ちなみに、一番気に入った作品はナンシー・A・コリンズの『地獄の家(ヘル・ハウス)にもう一度』。まるで「シャイニング」と「ローズ・レッド」を思い出しましたが、屋敷の邪悪さはかなりのものとお見受けしました(笑)。
うん、やっぱり原作、読んでみよう。
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