トロピカルツアー
今日のエントリーは「ノイズ」です。
おっと、でもヘビーメタルじゃありませんよ。
圧倒的に洋楽が好きな103ですが、日本のアーティストとして数少ない大好きなバンドのひとつがモンゴル800です。以前も何回か紹介していますね。
2007年の夏、モンゴル800が行った『MONGOL800 ga LIVE ~tropical tour '07~「あなたの島にお邪魔します。」』のドキュメンタリー番組が某国営放送で放映された。久しぶりにその模様を見たのだが、やっぱりモンパチは良いです。
【ツアーの内容】沖縄出身の彼らは若者、特に離島に住んでいる若者にとって本島や内地へ行ってライブを見ることがなかなか出来ないことを知っていて、彼らのために離島を回るツアーを企画します。
2007年の夏に実現したこのツアー、場所によっては楽屋もないライブハウスや町の公民館、ホテルの宴会場など決して恵まれた環境とはいえない場所でのライブを敢行します。時にはブレーカーが落ちて予定外のアコースティックライブになったり(笑)、宴会場のシャンデリアが音圧で落ちてくるためテープで固定して演奏したり、そりゃもう波乱万丈のツアーです。
でも、いろんなハプニングがあればあるほどそれを「この場所でしか経験できないライブ」として楽しむモンパチ。そして初めて彼らを目の当たりにするオーディエンスを前にして積極的に触れ合おうとする彼らの姿勢など、メジャー級の力を持ちながら今でも草の根活動(?)を重視するモンパチの良いところが余すところなく表現されているドキュメンタリーなのです。
【楽曲】曲のアレンジはメロコア、パンク、ロックというイメージで、同じ傾向のバンドとしてはB-DASHがありますが、彼らのメチャクチャ歌詞と違い(笑:いや、褒めてるんですよ)、モンパチの歌詞はじ~んときます。時に恋の歌、時に反戦歌、時に亡くした愛する人にささげる歌・・・など、歌詞が深い。この番組内でどこかの島の若者が「モンパチの歌は自分たちと近い視点で歌っているので共感が持てる」というようなことを言っていました。でも、我々の世代(ボクは今年43)の人間が聞いても納得できる歌詞がたくさんあります。
たとえば、彼らのセカンドアルバムのタイトルトラック(実はシークレットナンバー)の『メッセージ』。この歌詞はかなり好きなので抜粋してみます。
この島に生を受けて時
流れはやし早二十年
変わりゆく時と共に大切な物まで失うものか
あぁ生きていてよかったと永遠の淵言えま すように
どんな小さな花でさえ風に吹かれ人に踏まれ 輝いてる
You Tube のビデオはこちら ↓(貼り付け方、よく分かんない。だれか教えて)
http://www.youtube.com/watch?v=oQCLCMAIofk
とにかく、この番組では涙がたくさん流れる(と思う)。もちろん大半が嬉し涙。
台風の中、よく最後までツアーを敢行することが出来たという涙。
こんな離島までやってきて、こんな狭い会場なのに住民のためによくライブをしてくれたという涙。
縁戚であるメンバーが成長して自分たちの島によく訪れてくれたという涙。
亡くした友に捧げる涙。
そして、バンドを支えてくれたスタッフ、ファンに感謝するメンバーの涙。
どれもステキな涙で、じんときた。ファンを大切にして愚直なまでの自分たちのスタイルを貫き通す彼らの音楽に拍手。そして、8月にまた彼らに会える日を楽しみにしている
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