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2009年5月29日 (金)

『バチカン』読了。

バチカン―ミステリアスな「神に仕える国」 (中公新書ラクレ) Book バチカン―ミステリアスな「神に仕える国」 (中公新書ラクレ)

著者:秦野 るり子
販売元:中央公論新社
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宗教の話題というのは、時にすごくデリケートだったりするのですが、この本は著者が実際にバチカン公国で取材した内容をもとに「事実」、それと一部の噂話を伝えている。

何を隠そう、バチカンに興味を持ったのは小説「天使と悪魔」を読んでからである。目下ロードショー中の作品であり、もしかすると鑑賞した人もいるかもしれない。この作品(103は映画は見ていません。小説読んだだけ)は宗教と科学の対立から発生する事件を元に構築されている。

で、バチカンの成り立ちやどのような特徴を持つのか改めて知りたくなった。目次を抜粋してみたい。

第1章:ローマ教皇の成立

第2章:「神の代理人」へ

第3章:バチカンのしくみ

第4章:バチカン市国の特権と闇

前半は救世主イエスの出生の頃から始まっておよそ2000年を駆け足で綴る歴史だが、ハッキリ言ってあまり面白くない。なんと言っても昔の話しすぎて「ホントかよ~」という気がしてくる。というか、聖書自体が壮大なフィクションストーリーだと思っているので(いえ、一部事実が隠されているのかも知れませんが)、「こんなこと分かるのかよ~」と思いながら読みました。

ところが、様々なバチカンの抱える現代の問題や苦悩などを後半で読むうえで、やはりバチカンの歴史はかかせないなと。

「天使と悪魔」で語られている主題(宗教と科学の対立)は、両者は全くの相容れないもの、水と油のようにゼッタイに混じらないものとして語られていますが、本書の中ではこんな記述もある。

カトリックは科学の発展とどう折り合いをつけるかという問題を抱えた。(中略)カトリックの聖職者であったジョルダノ・ブルーノ(1548~1600)は、コペルニクスと同様に地動説を唱え天動説を批判したことで、「異端」とされ、ローマ中心部のカンポ・デ・フィオーリで火刑に処せられた。

聖書の教えに反する考えは拒否したということか?ま、有名な話だけど。さらに、中国とバチカンの国交についてこんなような記述もある。

イエズス会のマテオ・リッチ(1552~1610)が16世紀に中国を訪ね、(中略)明の万暦帝に仕える高官に時計や世界地図などを贈り、科学知識を武器に信用を得て本格的な宣教を始めた。

なんて対照的だろう(笑)。

本書を読み終わったときに感じたのは、聖職者、特に大司教や教皇と呼ばれる聖人でも、こんなに人間臭いのかということ。良くも悪くも人間らしい彼らの所作を読み、バチカンという国がすごく遠い特殊な存在と感じるのと同時に、人間臭い聖職者をほほえましく思った。

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コメント

10さん、こんにちは
なかなか面白そうですね。
僕も興味のある分野ですので、今後の読書予定リストに入れさせていただきます。

ところで、甚だ不謹慎な話ですが、
「バチカン」という4文字を見ると、何故か脳内変換されて(ホントは確信犯)、武田鉄也さんを思い浮かべてしまいます(^^ゞ
これ僕だけですかね~

ちぇん太さん、コメントありがとうございます。

「天使と悪魔」を読んだ後だったのでなお一層興味深く読むことが出来ました。どうせならセットで読むことをお勧めいたします。

えと・・・武田鉄也ですか。彼が怒ったときのセリフですね(笑)
イカン。ボクの頭の中でもバチカンとバカ○ンが関連付けられてしまって、天使と悪魔の宣伝見ると「緑のたぬき」が浮かんでくる(爆)!!

ごめんなさい・・上のお二人の会話が全くどうも理解できません????
武田鉄也さんは怒ると「バチカン!」と言うのですか???
何かのドラマの中でのセリフなのでしょうか???

ところで、バチカンはよく訪れますが、何と言うのかなぁ~
事前に下調べしてきてあっても、「バチカン」それだけなのですよ。
完全に独立した崇高な世界、汚れなき神聖な決して侵してはいけない神の領域、そんな感じなんですよ。
法皇だって所詮は普通の生身の人間だって分かってるんですが、何かね、すごく崇高な御方に見えちゃうところがバチカンの不思議さかもしれませんね。
ほら、ちょうど明治、大正生まれの方々が、天皇陛下を崇め奉るかのような思いとでも言うのでしょうか。
天皇だって人間なんだって分かっちゃいるけど、あの時代の人達にとっては「神様」みたいなもの。
戦後、単なる「国家の象徴」だと言われても、でも崇拝しちゃう~みたいな・・・
私のバチカンへの思い、法皇への思いもそれに似た感じです^^

パリジェンヌさん、コメントありがとうございます。

なるほど、昔の天皇陛下に対する国民感情に似ているのかもしれませんね。ボクは宗派とは関係なく、いろんな宗教の話しが好きです。なぜこれだけ長い間人々に支持されるのか、なぜいつまでも(聖書は)世界のベストセラー(無償だから「セラー」じゃないか)であり続けられるのか、なぜいわゆる「物語」なのに信じ続けることが出来るのか。
キリスト教には仏教にはない(イスラム教は良く分かりません)世界観があって、興味をそそられます。

宗教と科学の対立を描いた「天使と悪魔」を読むと、また違った見方が出来ますが。

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