『告白』
音楽ネタです。
チャットモンチーのニューアルバム『告白』。
告白 アーティスト:チャットモンチー |
音楽の趣味は、日本のものより外国のものが好きなものが多く、子供の頃から親しんでいる。日本の楽曲ももちろん嫌いではないが、アルバム製作の方法に大きな違いがあるように思う。
洋楽はアルバムがメイン。そこから人気のある曲やミュージシャンが思い入れのある曲をシングルカットしていく。
邦楽の場合は逆で、先にシングルありき。『シングルで売れた曲がこれだけ入ってるから、アルバム買って!』というスタイル。
実はこの販売戦略というか儲け根性というか、昔からキライ。結局(作っている側にはそんな意識は”それほど”ないのかも知れないが)邦楽のアルバムに入っている曲で、シングルでないものは言葉は悪いが捨て曲があるように思う。ひとくくりに「邦楽が全部」と決め付けてしまうのは乱暴であるが。
そんな中、チャットモンチーのアルバムはハッキリ言って全曲捨てがたい。ファーストアルバムからこのバンドは好きだが、1・2・3枚ともアルバムのカラーがかなり異なるように思うのは気のせいだろうか。
今回のサードアルバム『告白』は、キャッチーな曲と、彼女らの本音が歌詞に出ているところ(これがまた、結構リアルだったりして)、アレンジの幅も広がって悪く言えば方向性が定まらない、良く言えば様々な楽しみ方が出来る。
既にチャットモンチーはそこそこ人気があるし、いろんなヒトが注目しているので今さら彼女たちの魅力は何なのか?などと講釈をたれるつもりはないが、最初に聞いたときのインパクトは『これでスリーピース!?』というもの。自分が思うにスリーピースのバンドでは、メインボーカルだけでなくほかのメンバーもリードボーカルを取れないと、バリエーションに限りが出来るし何より2時間以上のショーを長いツアーで持続していくのは大変だろう。
チャットモンチーの場合は3人ともリードを取れる実力があり(このアルバムでもベースの福岡とドラムの高橋が2人で1曲ボーカル担当している)、しかし、普段はコーラスに徹している。橋本の声の魅力は独特で、カミさんは『キンキンしていて聞きづらい』と言っているが、ディストーションの効いた音に慣れている自分としては、激しい音に負けない彼女の声は耳に心地よい。
あ~、なんだかアルバムの良さを伝えたいのに旨く表現できないな~。
結論:声にエフェクトをかけて誤魔化す歌手や、口パクでテレビで歌ってる(フリ)バンドのフェイクが嫌いなヒトに聞いて欲しいアルバムである。ライブも見たいな~♪
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