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2008年3月30日 (日)

スローサイクリング読了

スローサイクリング―自転車散歩と小さな旅のすすめ (平凡社新書) Book スローサイクリング―自転車散歩と小さな旅のすすめ (平凡社新書)

著者:白鳥 和也
販売元:平凡社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「スローサイクリング 自転車散歩と小さな旅のすすめ」を読んだ。筆者は白鳥和也。あとでプロフィールを読んでな~るほどと思ったが、この人の文章は文学的。う~ん、こういう表現が正しいのかどうか分からないけど、いわゆる自転車のメカニカルな部分や『ステムの長さを何mm短くしたらポジションが改善された』というような記述は一切ない。あえてその辺は「ショップの技術者に任せて」あるいは「よく知っている人に実際に聞いて」欲しいというスタイルを貫いている。たしかに、彼の記述を見て誤った使用方法で大きな事故につながったら大変だ。では、筆者の略歴を見てみよう。

現在著述業、自転車文学研究室主宰。著書に『素晴らしき自転車の旅 サイクルツーリングのすすめ』などがある。こよなく愛する自転車の旅と、もうひとつのテーマである文学をクロスオーバーさせ、走って、撮って、書く活動を続けている。

「クロスオーバー」している感じは実際に文章を読むと判るような気がする。この本の題名にもあるように「スローなサイクリング」を全編で紹介している。読み進めていくうちに「スロー」という表現が頻繁に出てきて若干食傷気味となるが、それを補っても余りあるほど情熱的に「スローなサイクリング」がどんなに素晴らしいかを書き綴っている。

例えばスローの大切さを表現するためにこんな比喩がある。

楽器の練習では(中略)多くの人が上手に曲を弾くことを、早く弾くことだと勘違いする。その結果、練習中の曲は、とりあえず弾けるところだけは速い速度で弾けるが、弾けないところは必ずつっかかっていつまでも弾けない、という現象が発生する。(中略)本当になめらかに音楽的に楽器を歌わせるには、技術的に難しいところを中心に、繰り返し、「ゆっくりと」弾く練習を繰り返さなければならないのだ。

そう、はじめに「スロー」ありきなのだ。

また、本書ではスローサイクリングのひとつのスタイルとしてタンデムの紹介をしている。2人乗りではなく、タンデムだ。同じじゃないかだって?イヤ、1人乗り自転車に2人で乗るのではなく2人乗り自転車を使ってサイクリングをするのだ。日本では地方で条例によりタンデムが使えるのは限られているが、著者はこう訴える。

ソロの自転車に比べ、運動性能や道路使用面積の面でいくらかハンディがあると思われるリカンベントや人も乗せる3輪のベロタクシーが、堂々と公道を走行できるのに、2輪のタンデムが走行できないというのは理不尽である。少なくとも、脚力差のある夫婦が、たがいに心配しながら振り返りつつ2台で走行していくより、タンデムのほうが安全なはずであるから。

これを読んで一層タンデムへの興味がわいた(今までは物見遊山的に「面白そうだな」と思っていただけであるが)。ちなみに、日本国内にはこんなサイトもあるんですね。

時にはディープな表現もあるけど、レース主義でないポタリングを楽しむ人たちにも読んで欲しい1冊である。

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コメント

103さん、こんにちは、サスケハナです。
いろいろとお話したい話題が沢山ありますが、お会いしても中々そういう話はできませんね。一度カフェででもゆっくりお話したいものです。家内もそう申しております。
白鳥さんのこの本、知りませんでした。私は次の二冊を読んだことがあります。「晴らしき自転車の旅」(5月30日記事UP)「自転車依存症」(5月22日記事UP)
著者は少し癖のあるハード・ソフト両刀使いのようです。この本は、ソフト路線で書かれているようで、私も読んでみたく思っています。
ア、それから「生物と無生物のあいだ」、入手できたので、読書中です。このあいだのグールド先生の本は途中でギブでした。

サスケハナさん、コメントありがとうございます。

そうですね、サイクリング中はゆっくりお話しをする機会って案外ないものですよね。食事中にはその時間があるのでしょうが、昨日はほおばるのに忙しかったですし。

宜しければ手賀沼をゆっくり走るついでに以前ブログでご紹介した
http://103bicycle.cocolog-nifty.com/blog/2008/02/post_1267.html
お店でおいしい珈琲を飲みながら、なんてのもいいかもです。

103さん、うれしいご返信ありがとうございます。
そうそう、先日、携帯#の交換もさせていただけば良かったと思っています。あのカフェで近く落ち合いましょうね。お願いします。

サスケハナさん、こんばんは。

実は、4月9日は次女の入学式のため有給休暇をとる予定です。当然入学式自体は午前中で終わるでしょうから、午後はフリーです。もし、この日にお時間があればお会いできますでしょうか?

もし、コメントするのに差しさわりがあるようでしたら自宅のPCアドレスへメールしていただいても構いません。

アドレス:103@jcom.home.ne.jp

あ、もちろんお孫さん誕生の際にはそんな悠長な事はいってられないでしょうから、気になさらずにキャンセルしていただいて構いませんよ。

103さん、こんばんは、サスケハナです。
孫がもうスグ生まれることまでご記憶で!、すごい記憶力に驚いています。
先ほどメールしましたので、よろしくお願いします。

サスケハナさん、メール確認いたしました。

カミさんと相談のうえ回答いたします♪

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