蟲師 9巻読了
蟲師 9 (9) (アフタヌーンKC) 著者:漆原 友紀 |
9巻読了。
相変わらず漆原さん、独特の世界観作り出してます。さて、この「蟲師」だが、昨年(だったっけ?)映画化もされましたし一昨年(だっけ?)深夜枠でアニメも放映されていました。アニメ放映とほぼ同時にこの作品を知り、それ以来はまってます。ただ、月刊誌連載という事から刊行ローテーションが結構長い。にも関わらず久しぶりにこの人の作品を読むと、しばらくぶりであることなど忘れてぐいぐい引き込まれます。
テロップだけでなく絵の描き方がまた良いんです。特に表紙やカラーページは水彩画を用いていて、作品のなぞめいた雰囲気をうまく表現していると思います。この人の初期の作品集フィラメントでは、線の細い少女漫画(今更古い表現?)のようでしたので、やはりこの作品に独特の世界観を与えたかったのでしょうか。
フィラメント―漆原友紀作品集 (アフタヌーンKC) 著者:漆原 友紀 |
基本的に1話完結の本作品。いきなり9巻を読んでも理解できますが、背景を知っておくとより深く楽しめます。設定は100数十年前の日本(のようなところ)。生物なのか、はたまた「霊・妖精」のようなものなのかよく分からない存在である「蟲」。基本的に人間とは全く異なった世界(文明化されていないところ)に住むが、時として人間の生活に干渉し(いや、人間の生活領域が蟲の世界に踏み込んでいるのか?)良くも悪くも影響を与える事がある。
最悪の場合には人間の生命が脅かされる事があるが、それを制御して治癒に向かわせたり、蟲の本来あるべき姿へ返してやる存在として「蟲師」がいる。蟲師の一人である主人公ギンコが全国を旅しながら蟲により困っている人々を助けていくというストーリー。もし未体験の方は何巻からでも良いのでお試しあれ。普通の「漫画」とは違う大人向けのエンターテインメントを堪能できると思います。
蟲師 (1) アフタヌーンKC (255) 著者:漆原 友紀 |
蟲師 (2) アフタヌーンKC (284) 著者:漆原 友紀 |
蟲師 (3) 著者:漆原 友紀 |
蟲師 (4) 著者:漆原 友紀 |
蟲師 (5) 著者:漆原 友紀 |
蟲師 (6) (アフタヌーンKC) 著者:漆原 友紀 |
蟲師 (7) アフタヌーンKC (404) 著者:漆原 友紀 |
蟲師 8 (8) (アフタヌーンKC) 著者:漆原 友紀 |
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コメント
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10さん こんばんは
今日はハプニングもありましたが、楽しいサイクリングをご一緒させていただきありがとうございました。
「蟲師」私も大好きなんです。深夜のアニメ放送を時々みてました。そうしたら、昨年衛星放送で一挙放送したので、録画して見ました。あの独特の世界観、映像の美しさ、人と自然の微妙な関係、本当に感動的なアニメ、というよりも芸術作品でしたね。
DVDボックス買いたいな~。
投稿: アシストくん | 2008年3月30日 (日) 22時42分
アシストくん、コメントありがとうございます!
いや~、実はみくまさんご夫妻はアニメ・コミック好きの自分と「同じニオイがする」とひそかに思ってました♪
に、しても蟲師はシブイですね。実写版の映画を見て知ったという人は結構いますが...(でも、映画は見ていない)
アニメは「茄子」ばかりじゃな~い!ってことで、今度はマニアックな話題に花を咲かせましょう。
投稿: 103 | 2008年3月31日 (月) 12時32分