ドリームシアター
レポートをアップするのがだいぶ遅れてしまったが、2008年1月15日のDREAM THEATERのライブの模様をアップします。
え~、まず会場が久しぶりの日本武道館という事もあり、「イスに座れるじゃん!」。たしか2006年のSHOGUNのライブハウス以来だね。イスのあるコンサート会場は。とはいっても、SHOWが始まればみんな立ち上がっちゃうからあってもなくてもあんまり変わんないんだけどね。少なくともダイブやモッシュをする人間はいないよね。
ところで、会場について初めて気がついたのですが、なんと今日のライブは2部構成とのコト。前座のバンドが出るとか、フェスティバル形式で複数のバンドが出演というのは良くあるけど、ひとつのバンドが2部構成で行うライブというのは多分初めての経験。会場入りしてから開演まで「最初が最新アルバムからで、2部は古い曲をやるのかな~」とか「新旧ごちゃまぜで演奏するのかな」とか楽しい妄想を膨らませていた。
お、そうそう、以前も記事に書いたように①山形のヘビメタ好きの友達 と②もと電気屋のヘビメタ好きの友達 と一緒に参戦。2人とも自分よりもDTファン歴が長いので、CDを貸してもらったり事前にメンバーに関する基礎知識を教えてもらったりした。
そしてはじめてのDTライブが始まった!彼らは「超絶技巧集団」と呼ばれるだけあって、とにかくCDと同じ音の再現、超テクニカルな演奏も難なくこなす、など、見ていて信じられない光景だった。
普通、自分の大好きなミュージシャンを見る場合(少なくとも自分は)その曲に酔い、音の洪水にどっぷり漬かって盛り上がるのだが、DTの場合はまさにステージから目が離せない感じ。それではそれぞれのパフォーマーの気づいた点を。初心者なので、各メンバーの名前は良く覚えていません。
キーボード:たぶん少なくとも5台以上のキーボードを駆使。彼は素晴らしいミュージシャンであると共に、人間的にも好感が持てる と感じた。なにせ笑顔が素敵なのである。にもかかわらず、超絶ギターソロとユニゾンで奏でるキーボード演奏。素晴らしい。オマケに機材にも凝っていて、鍵盤部分がビニールみたいなのに覆われているヤツとか、ショルダーキーボードの演奏時の魅せ方など、かなり格好よかった。
ドラム:ニューアルバムに特典として同封されていたDVDを見てイチバン気に入ったのが彼。演奏もさることながら、歌ってギャグも飛ばせるマルチプレイヤー。機材は良く見えなかったが、たぶん普通でいうところの2人分のドラムセットの規模ではなかったか。バスドラだけで3つはあったし、タムの数たるや数え切れません。ただ、パフォーマンスが嵩じてギタリストが投げたスティックをキャッチするという余興に挑戦したけど上手くいかなかった。いずれにしても彼はこのバンドのブレイン的存在だ。
ベース:とにかく寡黙にベースを引き続ける。コーラスもやらなければあちこち飛び回る事もない。ただひたすらベースを引き続けリズム隊を先導している感じ。ある意味縁の下の力持ち的存在。スティーブハリスのようなミュージシャンは別にして、典型的なベーシストの存在感をかもし出していた。自分もこういうベーシストになりたかったな。
ヴォーカル:ライブで見て思ったのだが、ハイトーンの声の出し方がその昔GAMMA RAYでライブを何回か見たラルフ・シーパースに似ていた。いや、もちろんハイトーンだけでなくAWAKENのような低音を効かせる曲も奇麗に歌い上げていた。この曲のサビで鳥肌が立ちました。
ギター:これはもうめちゃくちゃ上手いです。昔はゲーリー・ムーアのピッキングがすごいと思っていたけど、今回は同じ速さのピッキングをさも当たり前のようにしている。オマケにリフの作り方もうまい。
武道館はいろいろな制約があり(狭い、円形...)ステージセットはあまり凝ったものではなかったが、バックに映し出されたフィルムとのユニゾンやストーリー性を持たせているところなど、今風のライブを満喫する事が出来た。
終演後はもちろんヘビメタ友と音楽談義に花を咲かせました。
しかし、山形から来た友人はこのために連休後2日休んだ...って、クビになんね~のかよ!
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