セカンドウインドⅠ 読了
著者は川西欄。出版社は「ピュアフル文庫」、いわゆるティーンエイジャー向けの小説なんだろうな(またか!)。だからというか、文章が平易でどんどん読み進めちゃう。いくら遅読な自分でも1週間で読める本というのはある意味スゴイ。
セカンドウィンド 1 (1) (ピュアフル文庫 か 2-2) 著者:川西 蘭 |
主人公は中学生の男子。ロードバイクに魅せられてレースに目覚めていく。ストーリーのテロップだけ見ればなんてことないんだけど、どんどん読みたくなるのは、自分の若いころを思い出しながら読むからだろうか?
両親のこと、自転車競技チーム、幼馴なじみ、家族との関係など、触れられていない、またはこれから発展する事柄があり、今後の続編が楽しみ。以前紹介した自転車少年記よりも自転車そのものの魅力が描かれていて、なかなか楽しめる。
ちなみにセカンドウインドとは、『激しい運動時、酸素の需要量と供給量のバランスがとれていない時期を経過して、比較的楽に運動を継続できる時期(三省堂「辞林21」より)」』ということらしい。
本来の意味での体にかかる負荷とは違うと思うが、自分も長距離走っているときに同じような感覚に陥る事がある。つまり、カラダはそこそこ疲れているのに、100km走っていてもまだ走れる!とおもってしまう。たぶん自転車から降りればヘロヘロなのにそのままペダルを踏む事はそれほど苦もなく続ける事が出来る。
この言葉を知る前から感じていた感覚だが、「なるほど、こういう専門用語があるんだな」と感心してしまった。読後、どっぷり考えさせられる作品ではないが、自転車小説として楽しく読むことが出来た。
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コメント
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渡良瀬遊水地ポタ お疲れ様でした。楽しく記事読ませていただきました。ところで私も自転車関係の本読んでます。マンガですけどけっこう面白いですよ。「シャカリキ!」といいます。次は「オーバードライブ」などを読みたいとおもってます。「セカンドウインド」も面白そうですね。私らのチームにも主人公と同世代の若者がいます。高校に合格したらレースにも出たいと言っております。若いって良いですね。
投稿: ピナ男 | 2008年2月12日 (火) 21時05分
ピナ男さん、コメントありがとうございます。
シャカリキ、実は面白そうだな~と思っています。ブックオフあたりで探すのですが、なかなかないんです。オーバードライブは5巻まで持っています。なかなか大人買いが出来なくて揃わないのですが、アニメ放映している頃に買い始めました。
>高校に合格したらレースに出たい...
良いですね!こういう刺激は年上の人にも良いし、これから楽しい事があるんだろうな。うらやましいです。ま、中年には中年の楽しみ方があるので、ボチボチやります。
投稿: 103 | 2008年2月12日 (火) 21時41分
10さん、こんにちは
続々と読まれてますね~、遅読だなんてとんでもないですよ!
ちなみに、セカンドウィンドという言葉は、「シャカリキ!」にも出てきます(というか僕はそれで知りました)。今は文庫版で安く出てますから、お勧めですよ。
投稿: ちぇん太 | 2008年2月13日 (水) 07時36分
本当に『多趣味』でいらっしゃいますね!!
私は、どうも活字が苦手で、買った本がなかなか読み進みません。
「テレビ」ばっかりです(^^;
んっ、子供の頃から教科書や参考書も嫌いでした(笑)
でも、本はたくさん読んだ方がいいのですよね!!!
投稿: Dokinko | 2008年2月13日 (水) 11時07分
ちぇん太さん、コメントありがとうございます。
遅読...たぶんキングの小説を読むときに、「この先どうなるんだろう?早く読みたいけど、なかなか進まない!」という状況が多いため(読むのはキングが多いから)遅読なんですね。
あ、やっぱシャカリキ本気で探そう!
投稿: 103 | 2008年2月13日 (水) 12時14分
Dokinkoさん、コメントありがとうございます。
多趣味...ではないですよ。基本的に本を読むのは通勤電車の中ですから。ウチに帰ってもテレビは子供に占領されているのであんまり見ていませんね~。
あ、でもアニメは好きなので良く見ますよ。最近は再放送(CS)のるろうに剣心にハマってます。
投稿: 103 | 2008年2月13日 (水) 12時18分