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2008年2月25日 (月)

LAND OF THE FREE Ⅱ

音楽ネタである。興味のない人はクリックしないでね

いつものヘビーメタルというジャンルであるが、このGAMMA RAYはその中でもある意味特異なポジションに居るバンドであると思う。ドイツのバンドであるが、そもそもドイツの音楽って?なにを連想するだろう?古いところで99 Luftbaloonsという曲が流行りましたね。もう20年近く前かな?確か女性ボーカルのロックバンドで、その曲以降どこかへ行っちゃいましたが。

さらに昔になると「ジンギスカン」なんて曲もありました。最近知ったんだけど、あれはドイツ語だったとか?「めざせモスクワ」という曲も歌ってましたね~。

そしてヘビーメタル界でのドイツバンドといえば、ワールドワイドで成功を収めているSCORPIONSを筆頭に、MSG(マイケルシェンカーグループ)やACCEPT、など結構クラシックなバンドが有名どころとしているが、やはり忘れてならないのはHELLOWEENであろう。

当時青森に住んでいた自分が慣れない通信販売を使っても欲しいと思ったのが彼らのデビューアルバムである。そして輸入盤、国内盤ともむさぼるように買い求めた。当時はCDが普及し始めて間がなかったので、輸入品はほとんどアナログ盤だった。

今思えば一時期あまりヘビーメタルを聞かなくなって、HELLOWEENでまた再燃したものだ。そしてそこでギターを弾いていたのがカイ・ハンセンであり、その後彼が作ったバンドがGAMMA RAYである。そして彼らの新しいアルバムがこの「LAND OF THE FREE Ⅱ」だ。

Land of the Free II Music Land of the Free II

アーティスト:Gamma Ray
販売元:Spv
発売日:2007/11/19
Amazon.co.jpで詳細を確認する

GAMMA RAY 結成当時は素晴らしいボーカリストがいたが、随分前に脱退し、ギタリストでもあるカイ・ハンセンが歌いながら弾いている。個人的に彼の声はキライではないが、めちゃくちゃ上手いとはお世辞にもいえない。

皆さんご存知だろうか?ヘビメタというと、ダミ声で叫ぶだけの歌のようにとられることが多いが、時には優しく、時には激しく情感豊かに歌い上げることが出来るボーカリストは数多い。例えば...

ヘビメタ界の「北島三郎」     ロニー・ジェイムス・ディオ

ヘビメタ界の「ウルトラマン」   ジェフ・テイト

ヘビメタ界の「アゴ割れ」     マイケル・キスク

ヘビメタ界の「メタルゴッド」    ロブ・ハルフォード

そして元GAMMA RAYの   ラルフ・シーパース

など、ウマイ歌手を数え上げたらきりがない。そんな中、なぜそれほど上手くないGAMMA RAY(つまりカイ・ハンセン)の歌を聴きたいのか。答えは簡単。彼の歌にはハートがあるのだ。

う~ん、こういう言い方をするとすごくクサイんだけど、実際そうなんだよな。例えばテレビのCMで聞いて、あるいはCDの試聴コーナーで聞いて『お、歌うまいな』と思っても、ライブで聴くとどうしようもない歌手居るでしょ?また、テクニックはそこそこあっても声量が少なかったり、心に響く歌声を聞かせてくれない歌手居るでしょ?

基本的に歌のうまい人はダイナミックレンジの広い人だと思う。つまり小さな声から大きな声まで自在に使い分ける事が出来る。そういう意味では、ライブで歌うカイ・ハンセンはかっこいい、というかすごい。

とにかく一生懸命。声域も決して広くはないが大きな声で頑張っている。これは大事です。キャリアが長くなるほどライブにおけるモチベーションは低くなりがちだと思うが、彼はもう40代半ばだというのにエモーショナルなステージを展開する。大きな声で歌う。ステージ上で微笑む。とにかくその辺に居るようなおっちゃんが頑張って歌っている感じ。そこがこのバンドのいいところであり、親近感を感じてしまう。

彼らのライブでは老いも若きも一緒に歌う。それも8割以上が男性のオーディエンスだ。いつもの曲のいつもの場所でステージと観客が一体になって合唱する。これは経験したことのある人でないと分かりません。鳥肌が立つほど感動します。

う~、なんだかこのアルバムの解説はほとんどしていないな~。というか、GAMMA RAYが好きで、かつ、このアルバムも好き。まだ通して1回しか聞いていないので詳しい説明は出来ない。でも、1曲目のイントロからして(これって結構大事)良いリフがグルーブしている感じがたまらない。

あ~、やっぱこないだのGAMMA RAY&HELLOWEENのカップリングライブ行けばよかったな~。

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コメント

103さんこんにちは。

僕はこのアルバム、この前コンサート直前に買って突貫で聴いた程度だったのです。コンサート後にやっと聴き込んだ感じなんですが、さすがに良いメロディや展開が詰まっていますね。
カイハンセンの声には多少のとっつきにくさを感じていて、ラルフシーパースクラスのボーカリストがいなくなったのが惜しくてならないですけど、ライブを観るとこの体制がベストなんだなーと感じさせられます。

それにしても103さんのカイに対する思い入れにはまったくもって脱帽です。

martyさん、コメントありがとうございます。

やっぱりこの記事にコメントくれるのはmartyさんだけですね~。
そして、たしかにおっしゃるようにカイの「ヘタウマ」の歌声は好き嫌いが分かれますよね。HELLOWEENの初期の頃は好きだったんですが、マイケルキスクがHOW MANY TEARSを歌い、GAMMA RAYではラルフが歌っていたその後にカイに戻った時は、正直勿体ない気がしました。

ま、でも今となっては良い思い出だ(年寄りか!)

これからもヘビメタ談義、密かに2人で盛り上がりましょう

はじめまして
当方、自転車好きで、メタル好きなサイクリストです。

現在、自転車チーム team METALを結成したく、メンバー募集中です。

もし宜しければ、如何でしょうか?

告知のないようになり、申し訳ございません。

ピラータさん、いらっしゃいませ。
本ブログを立ち上げて早1年半。ようやくメタルなライダーが引っかかりました(獏)

ちなみにDOG EARにある「過ち色の記録」もmartyさんというメタル好きの方のブログです。

早速ピラータさんのブログ拝見させていただきました。いやはや、かなり年季の入った自転車乗りのようで。私のような新参者はそのディープな話題についていくのがやっとです。それと自分が乗っているのはMTB。メタルは”R”のつくバンド、すなわちRAINBOWとRIOTがめちゃくちゃ好きです。

team METALがロードバイク所有者という事であれば自分には資格がないですね。現状ではMTBに乗っていて十分楽しいサイクルライフをエンジョイしているので、ロードを購入する予定はないのですが、ま、いつ衝動的に買いたくなるか分かりませんけどね(笑)

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