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2007年12月25日 (火)

今日のBGM

アノニュース以来、RIOT熱が地球温暖化以上に高まっている。

今日紹介したいのは、RIOTの『INISHMORE』である。

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まずは、バンド創生当時からのメインコンポーザーである(というか、彼こそがRIOT!)Mark Realeのライナーノーツを紹介したい。

『アイルランドで起こった大飢饉(1845-1850)の間、多くの人々が、アメリカや大英帝国などの地への移住を余儀なくされた。そうするしか生きる術がなかった。仕事もなく、追い立てられるようにして、彼らは故郷を離れざるを得なかったのだ。事態は一段と深刻になり、飢饉の恐怖からパニックは拡大し、次第に悪化する状況から逃れるため、人々は港へとせきたてられた。荒れ狂う冬の嵐のなか、自らの命を賭けた船出をせざるを得ない者も多かった。郷土のなかでも、メーオー、クレア、ゴールウェイといった西部の街を襲った飢えは、とりわけ厳しいものだった。この「イニッシュモア(フォーセイクン・ハート)」のストーリーは、ゴールウェイ湾の外側約30マイルに位置するアラン諸島最大の地、イニッシュモアに住むある少年についてのもので、彼が愛した少女は、家族と共にアメリカへ渡るためにゴールウェイへと向かってしまったのだった。何とかして彼女を見つけ出そうと少年はゴールウェイへと後を追うが、彼女はもう決して戻ってこないといううわさを聞き、悲嘆にくれるのだった。傷心の彼は一縷の希を懸け、彼女が戻ることを願って、ゴールウェイの丘で彼女を永遠に待ち続けることを、胸に誓うのだった。』

彼らは、生粋のアメリカ(ニューヨーク)のバンドだが、なぜか泣きのギター、ヴォーカルメロディーはヨーロッパの湿った空気を想起させる。その辺が日本やヨーロッパで根強い人気を誇る理由であろう。

そして、特に西海岸に代表されるような乾いたアメリカンロックとは全く異なる。それは前述のアルバム全体の説明からも明らかだ。

実はRIOTは商業的に成功したかどうか、疑問符がつくバンドである。確かに既に再結成から数えても20年の時を経て、その間常に第1線とまではいかなくてもシーンに存在し続けている。当然海外でのライブも数多くこなしているし、それを失敗とは呼べないだろう。

しかし、いわゆるアメリカンドリーム的な成功を掴んだかと問われれば、断じて否である。メタリカのようなモンスターバンドではなく、ヨーロッパからアメリカへ活動の場を移し成功しているデフレパードのようなバンドとも根本的に異なる。常にぎりぎりの線で生きていて、それが彼らの曲に独特の息吹を吹き込むのではないかと思う。

例えば、マイケルシェンカーが良い例である。アルコールやドラッグで精神状態が不安定な時代の彼が作った曲は素晴らしく、今でもロックの名盤と呼ばれているものがある。しかし、今じゃ年取って(これはしょうがない)、すっかりデブのおっさんになってしまった。曲自体は既に興味をなくしたので聞くこともほとんどない。が、昔のような曲はもう書けないだろう。

Mark Realeはどうか。もちろんRIOTがそこそこシーンをにぎわせたときもある。しかし、基本的にはレコード会社、マネージメントなど彼らを取り巻く環境があまり良くなく、常に苦労していたのがMarkだ。

そんな彼らが作りだす楽曲は、日本人の心の琴線に触れるがごとく泣かせるメロディーを、激しく謳いあげる。超一流ではないかもしれないが、それが魅力となって生涯愛し続けたいバンドのひとつだ。

【INISHMORE 収録曲】

1.BLACK WATER ←イントロで雰囲気盛り上げます!

2.ANGEL EYES ←冒頭のツインギターと手数の多いベースは最高です。

3.LIBERTY ←やはりギターのリフが印象的な曲。ライブで「リバティー!」と叫ぶのはもう定番ですな。

4.KINGS ARE FALLING ←サビの厚いコーラスが効いてます!

5.THE MAN ←故郷を思い走り続ける男を歌い上げる名曲。

6.WATCHING THE SIGNS ←最初はメタルとは思えないリフ。でも、一度聞いたら耳から離れない印象的なメロディー。

7.SHOULD I RUN ←サビのヴォーカルGOOD、ボビーのドラムはバスドラの入れ方が職人技です。

8.CRY FOR THE DYING ←THUNDERSTEELを思わせるようなファストチューン。これもライブでもりあがるんだよね~。

9.GYPSY ←このギターメロディは最高っす。

10.IRISH TRILOGY - INISHMORE(FORSAKEN HEART) ←Far away from the emerald shores...と情感豊かに歌い上げる名曲。

11.INISHMORE ←前の曲を継承し、ツインギターリフで始まり、インストゥルメンタルでINISHMOREの世界を表現。く~泣かせる~

12.DANNY BOY ←もう何も言う事はございません。至福のとき...

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