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2007年11月 3日 (土)

「運転」読了

集英社発行の「運転」読了。

著者は下野康史という人だが、残念ながら知らない。雑誌『NAVI』に掲載したエッセイ(?)をまとめたものである。Photo

題名の通りいろいろな乗り物を運転し、そのレポートをまとめている。でも、普通は運転と聞いて思い浮かべるのは電車やバスなんかが一般的だよね。このひとはそれ以外にかなり意外なものまで運転している。目次を見てみよう。

我々が普段目にするものとしては、ジャンボジェット、ヘリコプター、地下鉄、ヨットなどがある。特殊な車両(乗り物)になると、潜水艦、SL、巨大タンカー、ホバークラフト、グライダーなどにもチャレンジしている。そして極めつけは「え~、これ乗り物?」というモノがある。胃カメラ、スキージャンプ、産業用ラジコヘリ、アシモ

などなど。

この著者のすごいところは、かなり取材するための敷居が高かったと思われる乗り物もちゃんとレポートしているところ。ただし、海上自衛隊に協力してもらった潜水艦も機密上いくつかの計器などは、写真撮影はおろか外部の人間が見ることすら出来なかったという事だ。

んで、中には例外もあるがかなりの乗り物を運転(または操縦)しているところがすごい。もともとこの著者は子供のころから鉄道好きだということなのでいろいろな乗り物の運転に興味を持つのは分かるが、そうでなくても男性ならどれもおもしろく読めるのではないか。

また、その道のプロが運転方法やその特徴、苦労している点などについて赤裸々に明かしているのが「生の」声という感じがして興味深い。都営バスの運転手のコメント「休みの日に妻と自家用車を運転していて思わず停留所に止まってしまうことがある。」がなんとも微笑ましい。

そしてほとんどの人にその乗り物を運転するときに「ファン トゥ ドライブ」はあるかと聞くと、どんな難しそうな乗り物に対してでも「ある」と答えるところが、プロの心意気を感じさせる。いや、それとも心底その乗り物が好きだから言えるんだろうな。

本書の冒頭、著者が読者へ送る言葉「クルマしか運転できないあなたへ」

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コメント

「運転」、おもしろそうですね。
いま、図書館on-line予約完了しました。

残念ながら自転車の「運転」は普通すぎるのか(免許もいらないし)載っていませんが、「車いすレーサー」のところで、かなりロードバイクっぽい話が出てきます。
お楽しみあれ。

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